ITパスポートを受けようと思っている方へ。
「対策アプリ、結局どれを使えばいいの?」というのは、勉強を始めるときに、誰もがぶつかる疑問だと思います。検索すれば、たくさんのアプリやサイトが出てきます。ですが、その中には、私たちが作ったアプリも含まれています。
自分たちのアプリを一番におすすめしたくなる気持ちはありますが、それでは比較記事として意味がありません。この記事では、実際に調べた事実にもとづいて、それぞれの向き・不向きを、できるだけ正直に整理します。結論を先に言うと、「どれか一つに絞る」より「目的によって使い分ける」ほうが、納得のいく選び方になると思います。
調べる過程で、主要なサイトについては公開情報を直接確認しました。数字を紹介する際は、確認できた事実か、出典のある情報かを区別して書き、印象や推測で盛った表現は避けています。
目次
- 選択肢を、3つの系統に整理する
- ①過去問道場:Web最大手・無料で量をこなせる
- ②スマホアプリ勢:手軽さと、広告のトレードオフ
- ③プロデジ:新シラバスにいち早く対応・AIが問題を作る
- 3つを並べて比較する
- 「新シラバス対応」を、自分の目で見分ける方法
- 結局、どれを使えばいいのか
- 正直に言うと、併用が一番強いです
- よくある疑問に答えます
- まとめ
選択肢を、3つの系統に整理する
ITパスポートの対策手段を調べてみると、数が多くて混乱しますが、大きく3つの系統に整理できます。
- ①過去問道場:Web上で圧倒的な実績を持つ、無料の過去問演習サイト
- ②スマホアプリ勢:App Store・Google Playに並ぶ、複数の過去問アプリ
- ③プロデジ(私たちのアプリ):新シラバスに対応し、AIが予想問題を作るタイプ
それぞれ、得意なことと苦手なことがはっきり分かれています。特に、①②と③のあいだには、決定的な違いがあります。①②が扱っているのは「今の試験」の過去問で、③が扱っているのは「2027年度の新試験」という、まだ本番で一度も出題されていない範囲です。この違いを理解しておくと、以降の比較がずっと分かりやすくなります。「量で選ぶか、新しさで選ぶか」という軸だと考えると、覚えやすいかもしれません。順番に見ていきます。
①過去問道場:Web最大手・無料で量をこなせる
「ITパスポート過去問道場」は、実際にサイトを確認したところ、登録者数414,000人突破(2026年9月時点の表示)という、圧倒的な実績を持つWebサイトです。基本無料で、過去問2,700問の中から出題され、試験回や分野を指定した演習、模擬試験形式、学習履歴の管理、段級位認定制度まで備えています。広告非表示の有料メンバーシップも用意されていますが、無料の範囲でもかなりのことができます。
更新履歴を見ると、令和8年度(2026年度)の問題まで追加されており、長年にわたって地道に問題を積み重ねてきたサイトだと分かります。とにかく量をこなしたい方、無料で本格的に演習したい方には、今のところ最有力の選択肢です。
特に便利だと感じたのは、出題回・分野の両方を指定して絞り込める点と、計算問題だけを除外して出題できるオプションです。「今日はセキュリティ分野だけ」「計算が苦手だから、まずは知識問題だけ」といった使い方ができるのは、演習量を確保する上で大きな強みです。段級位認定制度も、モチベーションを保つ工夫としてよくできています。四級から十段まで、成績に応じた段位・級位が用意されており、ゲーム感覚で継続しやすい仕組みになっています。
ただし、名前のとおり「過去問道場」です。収録されているのは、あくまで今実施されている試験の過去問です。2027年度からの新シラバス(データ・AI利活用、マインド・スタンスなど)は、まだ一度も本番で出題されていないため、性質上、過去問としてこのサイトに載ることはありません。新しい範囲の対策としては、今のところ守備範囲の外にある、ということです。
②スマホアプリ勢:手軽さと、広告のトレードオフ
App Store・Google Playには、ITパスポート対策をうたうアプリが複数存在します。いずれも過去問を中心に収録し、無料で使えるかわりに広告が表示されるものが主流で、広告非表示や追加機能の解放に数百円程度の課金を用意しているものが多いようです。問題数はアプリごとに差があり、資格対策メディアがまとめた比較記事では、2千問前後を収録しているアプリが複数紹介されていました。正確な数は、気になるアプリのストアページで直接確認することをおすすめします。
スマホ一つで、電車の中やちょっとした空き時間に手軽に取り組めるのが、このジャンルの強みです。一方で、①の過去問道場と同じ理由で、収録されているのは基本的に現行試験の過去問です。「令和8年度対応」のようにうたっているアプリもありますが、これは出題年度が新しくなったという意味で、2027年度の新シラバスに対応しているという意味ではない点には注意が必要です。
アプリを選ぶときは、ストアの説明文だけでなく、実際のレビューにも目を通すことをおすすめします。よく挙がる不満としては、全画面広告が集中を乱す、解説が薄い、間違った選択肢が「なぜ違うのか」まで書かれていない、といった声が見られます。逆に言えば、これらの不満が少ないアプリほど、使い続けやすいと考えられます。無料で試せるものがほとんどなので、いくつかダウンロードして、実際に数問解いてみてから決めるのが確実です。
③プロデジ:新シラバスにいち早く対応・AIが問題を作る
ここからは、私たちが作っているアプリの話です。プロデジは、①②とは根本的に立ち位置が違います。過去問を集めたアプリではなく、AIがその場で予想問題を作るアプリです。
2026年8月31日に公表された新シラバス案(Ver.0.1)の内容にそって、AIが4択の予想問題と解説を生成します。IPA公式のサンプル問題(4問)はそのまま無料で解け、それに加えてAIが作る予想問題で数をこなせます。作った問題は、別のAIがもう一度正しさを検証してから出題する仕組みにしています。無料は1日3問、買い切り¥980で無制限になります。
強みは、過去問がまだ存在しない新シラバスに、今すぐ触れられることです。弱みも正直にお伝えします。①の過去問道場(2,700問・41万人以上の実績)と比べると、収録量も実績もまだこれからです。「量をこなす」という点では、正直、今のところ勝てません。
もう一つ、正直にお伝えしておきたいことがあります。AIが作る問題である以上、①②の「本番で実際に出題された過去問」と違って、絶対に誤りがないとは言い切れません。この点は、前回の記事(過去問がない新試験、どう備えるか)でも詳しくお話ししました。だからこそ、公式サンプル問題という「本物」をまず土台に置き、AI予想問題はその補助として使う、という位置づけにしています。
3つを並べて比較する
| 項目 | ①過去問道場 | ②スマホアプリ勢 | ③プロデジ |
|---|---|---|---|
| 中身 | 現行試験の過去問(2,700問) | 現行試験の過去問(アプリにより差あり) | 新シラバス対応のAI予想問題+公式サンプル問題 |
| 2027年新シラバスへの対応 | 対象外(過去問という性質上) | 対象外(同上) | 対応済み(Ver.0.1反映) |
| 料金 | 無料(広告非表示は有料プランあり) | 無料+広告表示が主流、数百円で広告非表示等 | 1日3問まで無料、買い切り¥980で無制限 |
| 実績・利用者数 | 登録414,000人突破 | アプリにより差がある | 試作段階・これから |
| 問題の出どころ | 実際の本番試験 | 実際の本番試験 | AI生成(自己検証あり)+IPA公式サンプル |
「新シラバス対応」を、自分の目で見分ける方法
ここまで、「令和8年度対応」という表記が、必ずしも2027年度の新シラバス対応を意味しないとお伝えしました。とはいえ、この記事を読んでいるあなたが、実際にアプリやサイトを選ぶときには、私たちの説明をそのまま信じるより、自分の目で確かめられるほうが安心だと思います。見分けるポイントを3つ、共有します。
① 「令和〇年度」と「2027年度」を区別する
「令和8年度」は、今の試験制度における実施年度の表記です。2027年度から始まる新試験とは、そもそも指しているものが違います。説明文に「令和」の年号だけが書かれていて「2027年度」「新シラバス」「シラバス案」といった言葉が見当たらない場合は、現行試験向けの内容だと考えるのが安全です。
② 「AI利活用」「マインド・スタンス」という言葉があるか探す
この記事の前々回でお伝えしたとおり、新シラバス案でいちばん大きく増えたのが、この2つの分野です。アプリの説明文や、実際の問題例の中に、こうした言葉が具体的に出てくるかどうかは、分かりやすい判断材料になります。
③ 公表日を確認する
新シラバス案が公表されたのは2026年8月31日です。アプリのアップデート履歴や記事の公開日が、これより前のものであれば、当然ながらまだ新シラバスの内容は反映されていません。逆に、これより後の更新であれば、対応している可能性が高まります。
結局、どれを使えばいいのか
ここまでの内容をふまえて、目的別に整理します。
今の試験を、できるだけ早く・確実に受けたい方
過去問道場を中心に使うのが、いちばん合理的です。量も実績も申し分なく、無料でここまでできるサイトは、他になかなかありません。
スマホで手軽に、スキマ時間だけで進めたい方
スマホアプリ勢が向いています。通勤・通学の合間など、ちょっとした時間の使い方に強いジャンルです。
2027年度の受験になりそうで、新しい範囲(AI利活用・マインド・スタンスなど)にも早めに触れておきたい方
ここが、プロデジの出番です。過去問が存在しない分野に、今すぐ触れられるのは、今のところこの系統だけです。
正直に言うと、併用が一番強いです
ここまで分けて説明してきましたが、実際のところ、どれか一つに絞る必要はありません。土台になる知識(経営戦略やネットワークの基礎など)は過去問道場やスマホアプリでしっかり量をこなし、新しく増えた分野(AI利活用・マインド・スタンスなど)だけプロデジで補う、という組み合わせが、今の時点ではいちばん効率がいいと考えています。
私たちのアプリだけを使ってほしい、という気持ちより、過去問がない今の時期を、みなさんがどう乗り切るかのほうが大事だと思っています。だからこそ、この記事は他のサイト・アプリを否定せず、正直に書きました。
最後に、少し先の話もしておきます。この状況は、時間が経てば変わっていきます。2027年度に新試験が実際に始まれば、その回の問題が「過去問」として世に出て、過去問道場やスマホアプリ勢にも、いずれ新シラバスの過去問が蓄積されていくはずです。そうなれば、①②の強みである「量」と「実績」が、新シラバスの領域にもそのまま広がっていきます。今この記事で紹介した③の役割は、あくまで「過去問が生まれるまでの、つなぎの期間」に限定されたものだと考えています。
よくある疑問に答えます
Q. 過去問道場だけで合格できますか?
A. 今の試験を受けるのであれば、十分に可能だと思います。過去問道場に収録されている2,700問という量を、分野別・年度別に絞り込みながら繰り返し解けば、出題の傾向はかなりつかめるはずです(これは実際にサイトを確認して得た数字です)。ただし2027年度の新試験を受ける場合は、新しく増えた分野の対策が別途必要になる点にご注意ください。
Q. 無料の範囲だけで、勉強は足りますか?
A. 過去問道場もスマホアプリ勢も、無料の範囲だけでかなりの演習量をこなせます。プロデジも1日3問までは無料です。まずは無料の範囲で試してみて、物足りなさを感じたところで、有料プランを検討するのが無駄のない進め方です。
Q. アプリを何個も入れるのは面倒ではないですか?
A. たしかに手間ではあります。ただ、それぞれ得意分野が違うので、「土台は過去問道場、新分野だけプロデジ」のように役割を分けてしまえば、実際に使う頻度はそこまで負担になりません。すべてを毎日使う必要はなく、平日は過去問道場で量をこなし、週末に新しい分野だけプロデジでまとめて触れる、といった使い分け方でも十分です。
Q. この記事、自分たちのアプリを勧めるために書いているのでは?
A. 正直に言うと、プロデジを知ってもらいたい気持ちはあります。ただ、それだけが目的なら、過去問道場の実績(登録41万人以上・2,700問)をここまで詳しく紹介する必要はありません。過去問がない新試験に向き合う人にとって、事実にもとづいた正確な情報のほうが、誇張した宣伝より価値があると考えて、この形にしました。読んだ結果、過去問道場やスマホアプリだけを選んでいただいても、それはそれで構いません。
まとめ
- ①過去問道場:無料・登録414,000人突破・過去問2,700問。今の試験対策の最有力候補
- ②スマホアプリ勢:手軽さが強み。広告表示が主流で、無料と有料の中間的な位置づけ
- ③プロデジ:新シラバスにいち早く対応。AIが予想問題を作る、過去問が無い時期の補完役
- ①②はいずれも「現行試験の過去問」が中心で、2027年新シラバスには非対応
- どれか一つより、土台は①②・新分野は③という併用が、今のところ一番効率がいい
どのアプリ・サイトを選ぶにしても、大切なのは「自分の目的に合っているか」です。名前の知名度や、検索結果での表示順だけで選ぶより、この記事で紹介した「何を頼りに、何を補うためのものなのか」という視点で見比べてみてください。それだけで、後悔の少ない選び方になるはずです。この記事が、選ぶときの判断材料になればうれしいです。
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※プロデジはIPAとは関係のない、非公式のアプリです。AIが生成した予想問題には、内容に誤りが含まれる場合があります。お気づきの点は、アプリ内の「誤り報告」からお知らせいただけると助かります。


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