二級ボイラー技士 試験の全体像と合格までの手順【科目・合格条件・勉強時間】

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二級ボイラー技士は、学科試験のみで取得できる国家資格です。試験は4科目・全40問・3時間で実施され、合格率は令和7年度で52.9%(21,349人受験・11,303人合格)でした。受験資格の制限はありませんが、免許を取得するには別途ボイラー実技講習(3日間)の修了が必要です。

このページでは、試験の全体像・合格条件・受験から免許取得までの手順・勉強法を整理します。各テーマの詳細記事へのリンクも末尾にまとめています。

試験の基本情報は4科目・合計40問・3時間

試験は次の4科目で構成されます。各科目10問ずつ、合計40問です。

科目 問題数 主な出題テーマ
ボイラーの構造に関する知識 10問 各種ボイラーの構造・附属品・蒸気の性質
ボイラーの取扱いに関する知識 10問 点火・運転・停止の手順・水処理・異常時の対応
燃料及び燃焼に関する知識 10問 燃料の種類・バーナー・通風・燃焼効率
関係法令 10問 労働安全衛生法・ボイラー安全規則・就業制限・検査
  • 試験時間:3時間
  • 受験料:6,800円
  • 試験場所:全国7か所の安全衛生技術センター
  • 試験方式:マークシート(五肢択一)

出典:安全衛生技術試験協会(exam.or.jp)

合格条件は「各科目40%以上かつ合計60%以上」の2段階

合格するには次の2つの条件を同時に満たす必要があります。

  • 各科目4問以上(10問中・40%以上)
  • 合計24問以上(40問中・60%以上)

1科目でも3問以下になると、合計点が足りていても不合格です。苦手科目を作らないことが、合格への最短ルートです。

合格率は令和7年度で52.9%

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和7年度 21,349人 11,303人 52.9%

合格率は50〜60%前後で推移しており、国家資格の中では難易度は低〜中程度です。ただし、4科目全てで基準を超える必要があるため、1科目ずつ丁寧に仕上げることが求められます。

出典:安全衛生技術試験協会 令和7年度実施試験に関する統計情報

受験資格の制限はないが、免許取得にはボイラー実技講習が必要

学科試験の受験資格に制限はなく、誰でも申し込めます。ただし、免許を取得するには次の2つを揃えた上で免許申請する必要があります。

  • 学科試験合格
  • ボイラー実技講習(3日間)の修了証明書

実技講習は試験の前でも後でも受けられます。試験に合格してから講習を受けて申請する人が多いですが、講習で学ぶ実務的な知識が試験の理解を助ける面もあるため、先に受けることも選択肢のひとつです。

合格までの手順は4ステップ

  1. 受験申請書を取り寄せる(センターへ郵送 or 窓口受け取り)
  2. 受験料6,800円を払い込み、センターへ申請書を送付
  3. 学科試験を受験(各科目4問以上かつ合計24問以上で合格)
  4. ボイラー実技講習の修了証明書と合格通知を添えて免許申請

勉強時間の目安は50〜100時間

まったく未経験から始める場合の目安は50〜100時間です。ボイラーや蒸気の基礎知識がある方であれば、30〜50時間で合格ラインに到達する方もいます。

4科目の中では「関係法令」が暗記中心で取り組みやすく、「ボイラーの構造」が概念の理解に時間がかかる傾向があります。法令から始めて得点の土台を作り、構造の科目に時間をかけるのが王道の進め方です。

科目別の学習ポイント

ボイラーの構造

丸ボイラー・水管ボイラーの違い、エコノマイザ・空気予熱器・過熱器の位置と役割、安全弁・水面計・圧力計の取り付け規定が頻出です。図を使って視覚的に構造を覚えると記憶に定着しやすくなります。

ボイラーの取扱い

点火前の確認項目・低水位時の処置・吹き出し操作の手順は、順番を含めて正確に覚える必要があります。特に低水位時は「まず燃焼停止・給水ポンプを起動しない」という手順を間違えないことが重要です。

燃料及び燃焼

重油・ガス・石炭の特性、バーナーの種類、通風方式(自然通風・強制通風・誘引通風)が中心テーマです。不完全燃焼の原因と対策は毎回出題される頻出テーマです。

関係法令

就業制限・取扱作業主任者の選任条件・検査の種類・設置・変更・廃止の届出期限が頻出です。数値(伝熱面積・期間・圧力倍率)を一覧で管理して覚えると効率的です。

過去問4回分を無料で解ける練習アプリ

試験勉強の入口として、安全衛生技術試験協会の公表問題を使った練習アプリを公開しています。過去問4回分・計160問を無料で解けます。

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各テーマの詳細記事

試験の基本

勉強法

ボイラーの構造

取扱い・事故

燃料・燃焼

法令

資格取得・活用


出典:安全衛生技術試験協会(https://www.exam.or.jp)/労働安全衛生法・ボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)
作成:fufumumu_design|更新:2026年11月

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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