泡消火薬剤の混合濃度「3%」とは、泡水溶液全体の3%が薬剤・97%が水という意味です(6%型は薬剤6%・水94%)。乙2の規格6問と構造機能整備9問で「混合比率として正しいのはどれか」という問題が出ます。薬剤の種別と混合比率の組み合わせを表で整理します。
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▶ 消防設備士 乙種第2類 問題集
混合濃度(混合比率)とは泡水溶液中の薬剤の割合
泡消火設備では、水と泡消火薬剤を混合した「泡水溶液」を作ってからヘッドに送ります。混合濃度(混合比率)とは、この泡水溶液全体の中で薬剤が占める割合のことです。
3%型の場合:100Lの泡水溶液を作るのに、薬剤3L + 水97Lが必要です。6%型の場合:100Lの泡水溶液を作るのに、薬剤6L + 水94Lが必要です。
薬剤の種別と混合比率
| 薬剤の種類 | 混合比率 |
|---|---|
| たん白泡消火薬剤 | 3%型または6%型 |
| 合成界面活性剤泡消火薬剤 | 3%型または6%型 |
| 水成膜泡消火薬剤(AFFF) | 3%型または6%型 |
試験では「混合比率として正しくないものはどれか」という形式で出題されることがあります。たん白泡でも合成泡でも3%と6%の両方が存在するため、「たん白泡は6%のみ」などの誤った選択肢に引っかからないよう注意が必要です。
混合比率と混合装置(プロポーショナー)の関係
プロポーショナー(混合装置)は、設定された混合比率(3%または6%)を一定に保ちながら水と薬剤を混合する装置です。プロポーショナーを通ることで、常に規定の濃度の泡水溶液が作られます。
設備に使用する薬剤の混合比率(3%型または6%型)に合わせて、プロポーショナーの設定も同じ比率にする必要があります。薬剤と設備の混合比率が合っていないと、泡の品質(膨脹比・還元時間)が規格を満たさなくなる可能性があります。
泡の品質規格と混合濃度の関係
泡消火薬剤の性能は混合濃度と密接に関係しています。規格省令で定められた膨脹比(泡の体積/泡水溶液の体積)は、規定の混合濃度で作った泡水溶液を使った場合の値です。
混合濃度が薄すぎると泡の品質が下がり、規定の膨脹比を満たさなくなります。混合濃度が濃すぎると薬剤の消費量が増えますが、泡の品質は規格を超えることがあります。設定どおりの濃度を保つことが、プロポーショナーの重要な役割です。
試験での出題パターン
規格(6問)での頻出パターンは「3%型の泡消火薬剤100Lの泡水溶液を作るのに必要な薬剤の量はいくらか(3L)」「たん白泡消火薬剤の混合比率として正しいのはどれか(3%または6%)」です。
構造機能整備(9問)では「プロポーショナーが一定の混合比率を保つ理由はどれか」という形で出題されることがあります。
まとめ
泡消火薬剤の混合濃度3%とは、泡水溶液全体の3%が薬剤・97%が水という意味です。たん白泡・合成泡・水成膜泡はそれぞれ3%型と6%型が存在します。プロポーショナーはこの混合比率を一定に保つ装置で、設備と薬剤の混合比率を合わせることが性能維持の条件です。
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