乙2の鑑別(実技)は5問・記述式で、合格基準は60%以上(3問以上)です。採点官は「正式名称が書けているか」「役割・用途を端的に書けているか」を見ています。余分な説明を書かず、聞かれたことに直接答えることが合格答案の基本です。
問題をすぐに解いてみたい方はこちらをご利用ください。
▶ 消防設備士 乙種第2類 問題集
鑑別(実技)の採点の基本的な考え方
鑑別(実技)は筆記試験(4択)と異なり、自分で答えを記述する形式です。採点は問題によって異なりますが、部分点が認められることがあります。正式名称が書けていれば用途の説明が不完全でも得点になる場合があります。
合格基準は実技全体で60%以上です。5問出題で3問以上の正解(または合計点の60%以上)が必要です。実技だけ基準を下回ると、筆記が良くても不合格になります。
機器の名称を答える問題の書き方
「写真・図に示す機器の名称を答えよ」という形式の問題では、正式名称を正確に書くことが最優先です。略称・俗称は正解にならない場合があります。
| 機器 | 正式名称(書く) | 書かない表記 |
|---|---|---|
| 泡放射用ヘッド(開放型) | フォームヘッド | 泡ヘッド・FH |
| 泡放射用ヘッド(閉鎖型) | フォームウォータースプリンクラーヘッド(FWSヘッド) | スプリンクラーヘッド |
| 弁(全区域一斉開放) | 一斉開放弁 | デリュージバルブ |
| 混合装置(ベンチュリー管式) | ライン式プロポーショナー | ライン式・ベンチュリー式 |
機器の役割・用途を答える問題の書き方
「この機器の役割を答えよ」「この弁はどのような用途に使うか」という問題では、「〜するための装置(弁)」の形で端的に書きます。
一斉開放弁なら「全ヘッドに一斉に消火薬剤水溶液を供給するための弁」、プロポーショナーなら「水と泡消火薬剤を一定の混合比率で混合するための装置」という答え方が基本です。
長い説明を書く必要はありません。「〜するための〜」という1文で答えを完結させることが評価されます。
プロポーショナーの種類を答える問題
「図に示すプロポーショナーの種類を答えよ」という問題では、タンクの種類と供給方法から識別します。
- ベンチュリー管+大気圧開放タンク → ライン式(ベンチュリー管式)プロポーショナー
- 密閉加圧タンク → プレッシャー式プロポーショナー
- 専用ポンプ+大気圧開放タンク → ポンプ式プロポーショナー
「ライン式」「プレッシャー式」「ポンプ式」のいずれかを答えれば正解になる問題がほとんどです。「ベンチュリー管式」はライン式の別名として認められる場合がありますが、「ライン式」と書くことが無難です。
「特徴を2つ書け」という問題の答え方
「この機器の特徴を2つ答えよ」という問題では、1点ずつ明確に分けて書きます。「〜であること」という体言止めの形で書くと簡潔です。
例:フォームヘッドの特徴を2つ書く場合
・感熱素子を持たない開放型ヘッドであること
・放射面積が1個あたり9m²であること
まとめ
鑑別(実技)は「正式名称を正確に書く」「役割は1文で端的に書く」の2点を守ることで得点できます。フォームヘッド・FWSヘッド・一斉開放弁・プロポーショナー3種類の名称と役割を覚え、問題集の解答例を見て書き方のパターンを身につけることが実技合格の近道です。
問題をすぐに解いてみたい方はこちらをご利用ください。
▶ 消防設備士 乙種第2類 問題集


コメント