消防設備士 1類の流量・流速計算。Q=Avと連続の式の解き方

消防設備士 1類の流量・流速計算。Q=Avと連続の式の解き方 資格

甲種第1類の基礎知識科目(機械・流体)では流量・流速・連続の式・ベルヌーイの定理が出題されます。計算式は3つに絞られるため、公式と単位換算を正確に覚えれば得点源になります。ここでは出題頻度の高い順に解き方のポイントをまとめます。

作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月28日/この記事は試験の計算問題対策記事です。

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流量・流速の基本公式

流量と流速と断面積の関係が最頻出です。

公式 記号の意味 単位
Q = A × v Q:流量、A:管の断面積、v:流速 Q:m³/s、A:m²、v:m/s
A = π × r²(= π × d² ÷ 4) r:半径、d:直径 m²

例題:内径65mmの配管に流速2.0m/sで水が流れているときの流量は?

A = π × (0.065 ÷ 2)² = π × 0.0325² ≒ 3.32 × 10⁻³ m²
Q = 3.32 × 10⁻³ × 2.0 ≒ 6.64 × 10⁻³ m³/s = 6.64 L/s ≒ 398 L/min

連続の式(質量保存の法則)

配管の太さが変わっても水量は変わらないという原理です。

公式 意味
A₁ × v₁ = A₂ × v₂ 細い管では流速が上がり、太い管では流速が下がる

例題:断面積が2倍になる部分では、流速は何倍になるか?
A₁ × v₁ = A₂ × v₂ → 2A₁ × v₂ = A₁ × v₁ → v₂ = v₁ ÷ 2(流速は1/2倍)

圧力と水頭の換算

換算式 意味
1 MPa = 100 m水柱(試験上の近似値) 圧力0.17MPa = 水頭17m として計算する
P = ρgh(ρ:密度1,000kg/m³、g:9.8m/s²、h:高さm) 水深h mの水圧P = 1,000 × 9.8 × h [Pa]

ベルヌーイの定理

摩擦のない理想流体では「位置水頭+圧力水頭+速度水頭 = 一定」が成り立ちます。試験では「流速が上がると圧力が下がる」という方向性の問題が出ます。

項目 公式 単位
位置水頭 z(基準面からの高さ) m
圧力水頭 P ÷ (ρg) m
速度水頭 v² ÷ (2g) m
ベルヌーイの式 z + P/(ρg) + v²/(2g) = 一定 m(全水頭)

試験で使う単位換算まとめ

換算 値
1 MPa → m水柱 ≒ 100 m(試験上の近似値)
1 kPa → m水柱 ≒ 0.1 m
1 m³/s → L/min 60,000 L/min
1 L/s → L/min 60 L/min

まとめ

流体計算の頻出は「Q = Av(流量)」「A₁v₁ = A₂v₂(連続の式)」「1MPa = 100m換算」の3点です。公式を先に書いて数値を代入し、単位を省略しない書き方が得点を安定させます。設置設計で使うポンプ全揚程の計算(H = h1 + h2 + h3 + P)はポンプ全揚程の計算方法にまとめています。

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この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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