甲種第1類の実技試験「製図」は白紙でなければ部分点があります。しかし「記号の書き方が不正確」「途中式なしで答えだけ書く」「単位を省略する」といった細かい減点が積み重なって不合格になるケースが多い科目です。ここでは採点で落ちないための実践的な書き方のポイントをまとめます。
作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月28日/この記事は試験準備の参考情報です。
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製図問題の構成と時間配分
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 2問(系統図の完成・ヘッド配置図の作成など) |
| 試験時間(実技全体) | 75分(鑑別5問+製図2問) |
| 製図への推奨時間 | 50〜55分(鑑別を20分以内に終わらせる) |
| 合格ライン | 実技全体で60%以上(製図だけでなく鑑別も含む) |
よくある減点パターン
| 減点になりやすい書き方 | 正しい書き方 |
|---|---|
| 計算の答えだけを書く | 途中式(公式→数値代入→計算過程)を必ず書く。答えが合っていても途中式がないと減点 |
| 単位を省略する | m³、MPa、L/min など単位は必ず書く。数値だけでは採点されない |
| 記号を手抜きで書く | アラーム弁・ヘッド・流水検知装置の記号は決まった形で書く。独自の記号は採点不能 |
| 配管の経路が未記載 | 系統図では加圧送水装置→立て管→分岐→ヘッドの全経路を書く。省略すると流れが分からない |
| 白紙で提出する | 分からなくても書いた部分には部分点が入る。途中まで書く |
主要な機器記号の書き方
試験で使う主な機器記号を確認しておきます。正確な形は使用テキスト・問題集の凡例を繰り返し模写して覚えるのが確実です。
| 機器名 | 記号の特徴 | 書き方のポイント |
|---|---|---|
| スプリンクラーヘッド(下向き) | 円(または菱形)に下向きの線 | 閉鎖型か開放型かを問題文で確認してから書く |
| アラーム弁(湿式) | 逆止弁記号+警報用出口 | 流れの方向(一次側→二次側)を矢印で示す |
| 加圧送水装置(ポンプ) | 電動機(モーター)+ポンプ本体の組み合わせ記号 | 吐出側・吸込側・バイパス管を正確に描く |
| 末端試験弁 | 弁記号+圧力計の組み合わせ | 最遠ヘッドと同等の口径のオリフィスがある点を意識 |
| 制御弁(仕切弁) | ゲートバルブ記号 | 常時開/常時閉の状態を明記する場合は指定に従う |
計算問題で落ちない3つのルール
- 公式を先に書く:ヘッド個数・水源水量・ポンプ全揚程の公式をまず書いてから数値を代入する。公式を書かずに数値を当てはめると採点者に意図が伝わらない
- 単位換算を明示する:MPa→m水柱の換算(×100)は「1MPa=100m」と書いてから計算する。換算なしで数値だけ書くと誤答とみなされる
- 計算ミスをしても部分点をもらう:公式と途中式が正しければ最終値が違っても部分点が入る。答えを間違えたと気づいても白紙に直さない
系統図を書くときの確認事項
- 加圧送水装置には非常電源(容量60分以上)を付ける
- 補助高架水槽は立て管の頂部付近に接続する位置に書く
- 立て管の頂部には空気抜き弁を書く(湿式設備)
- 末端試験弁は最遠ヘッドと同等の位置(系統の末端)に配置する
- 水源水槽→ポンプ→アラーム弁→立て管→ヘッドの流れが分かるように矢印を入れる
まとめ
甲1製図の採点で最も落ちやすいのは「途中式なし」「単位なし」「記号の書き方が独自」の3点です。答えが合っていても書き方が不完全だと部分点にしかなりません。製図の出題パターンと系統図の全体構成は甲1製図の出題パターンと系統図の書き方にまとめています。
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