通所介護の要介護度別収入|要介護1〜5の基本報酬と月収入の試算

通所介護の基本報酬は要介護度によって異なります。通常規模型・6〜7時間未満の場合、要介護1(577単位)から要介護5(944単位)まで367単位の差があります(令和6年4月改定後)。その他地域(10.00円)で換算すると1日3,670円の差で、定員20人・稼働率80%・月22日稼働の試算では月収入が全員要介護1(約203万円)と全員要介護5(約332万円)で約129万円変わります。

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通常規模型・6〜7時間未満の要介護度別基本報酬

最も多くの事業所が採用している通常規模型・6〜7時間未満の時間区分での要介護度別基本報酬です(令和6年度介護報酬改定に関する告示)。

要介護度 単位数(/日) 1日金額(その他・円) 要介護1との差(円)
要介護1 577 5,770 —
要介護2 661 6,610 +840
要介護3 756 7,560 +1,790
要介護4 851 8,510 +2,740
要介護5 944 9,440 +3,670

1日金額=単位数×10.00円(その他地域)。要介護1〜5の最大差は367単位・3,670円(+63.6%)。

要介護度構成の違いによる月収入の差

定員20人・稼働率80%(=16人)・月22日稼働・その他地域(10.00円)で試算します(基本報酬のみ・加算・処遇改善は含まない)。

構成(全員同一要介護度) 月収入(円) 全員要介護1との差(円)
全員要介護1(577単位) 2,031,040 —
全員要介護2(661単位) 2,326,720 +295,680
全員要介護3(756単位) 2,661,120 +630,080
全員要介護4(851単位) 2,995,520 +964,480
全員要介護5(944単位) 3,322,880 +1,291,840

月収入=単位数×10.00円×16人×22日。実際の事業所では要介護度が混在します。

要介護1〜5が均等に混在した場合の平均報酬

要介護1〜5の利用者が各20%ずつ(各3.2人)いる場合の加重平均基本報酬単位を計算します。

平均=(577+661+756+851+944)÷5=3,789÷5=757.8単位 → 758単位(小数点以下切り上げでも切り捨てでも1単位の差)

月収入:758×10.00×16×22=2,668,160円(全員要介護3の2,661,120円に近い)

実際の事業所では要介護3前後の平均になることが多く、「全員要介護3」の試算が一つの参考になります。

重度者を多く受け入れると収入が増えるが、体制も必要になる

要介護4・5の重度者は基本報酬が高く、中重度者ケア体制加算(45単位)の算定にも影響します。一方、要介護度が高い利用者は介助の手間がかかるため、介護職員の人数・スキルが十分でないと対応が難しくなります。

受け入れる要介護度の構成は、収支だけでなく職員体制・送迎の手間・事故リスクなどとあわせて検討することが大切です。

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参照した資料
令和6年度介護報酬改定に関する告示(基本報酬単位数・要介護度別)。数値は令和6年4月改定後。試算は基本報酬のみ(加算・処遇改善は含まない)。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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