通所介護の中重度者ケア体制加算|45単位の収入への影響と算定要件の概要

中重度者ケア体制加算は、医療ニーズの高い利用者(要介護3〜5など)を一定割合以上受け入れる体制を整えた通所介護事業所が算定できる1日45単位の加算です(令和6年度介護報酬改定に関する告示)。その他地域(10.00円)で1日450円、定員20人・稼働率80%・月22日稼働の試算では月158,400円の収入増になります。

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中重度者ケア体制加算は45単位(1日・利用者1人ごと)

中重度者ケア体制加算は、利用者1人1日につき45単位を算定できます(令和6年度介護報酬改定に関する告示)。算定できるのは、一定の体制要件を満たした事業所に限られます。

加算の対象は「来所している利用者1人ごと」であるため、要件を満たす利用者が多いほど収入への影響が大きくなります。

算定要件の概要(詳細は告示・通知でご確認ください)

中重度者ケア体制加算の主な算定要件の概要は以下の通りです。詳細な数値や条件は、厚生労働省の告示・運営基準の解釈通知でご確認ください。

  • 前年度または算定月の前3か月間の利用者のうち、要介護3・4・5に該当する中重度者の割合が一定以上であること
  • 看護職員(保健師・准看護師を含む)を常勤換算で1名以上配置し、医療的なケアに対応できる体制を整えていること
  • 提供時間帯を通じて看護職員または介護職員が常時1名以上配置されていること

開業直後は前年度の実績がないため、算定できない場合があります。前3か月の実績での算定が可能かどうかは、告示・通知の条件をご確認ください。

1日あたり・月あたりの収入への影響

その他地域(1単位10.00円)で試算します。

1日1人あたり:45単位×10.00円=450円

条件 月収入(円) 年収入(円)
定員10人・稼働率80%(=8人)・月22日 79,200 950,400
定員20人・稼働率80%(=16人)・月22日 158,400 1,900,800
定員30人・稼働率80%(=24人)・月22日 237,600 2,851,200

月収入=450円×来所人数×22日。来所全員に算定した場合の試算です(基本報酬は含まない)。

地域区分による金額の変化

加算単位(45単位)に地域区分の単価を掛けた1日あたり金額です。

区分 単価(円) 45単位の1日金額(円)
1級地 10.90 490
3級地 10.68 480
6級地 10.27 462
その他 10.00 450

1日単価は45×各単価(小数点以下切り捨て)。

中重度者の受け入れと収入の関係

中重度者ケア体制加算を取ると、基本報酬も上がります。要介護3〜5の利用者は要介護1〜2より基本報酬が高いためです(通常規模型・6〜7時間未満の場合、要介護1は577単位・要介護5は944単位)。

中重度者を多く受け入れることで、基本報酬の上昇と中重度者ケア体制加算の両面から収入が増える仕組みになっています。一方、介護職員の負担も増えるため、人員体制の整備とあわせて検討することが大切です。

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参照した資料
令和6年度介護報酬改定に関する告示(中重度者ケア体制加算・45単位)。算定要件の詳細な数値は告示・運営基準解釈通知でご確認ください。数値は令和6年4月改定後。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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