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▶ 訪問入浴介護の法定研修キット(高齢者の身体特性・安全管理テーマ収録)
訪問入浴介護の利用者の多くは認知症を有しています。「なぜ知らない人が家に来るのかわからない」「服を脱がされることへの恐怖・抵抗感」など認知症に起因する混乱が入浴拒否・介助中のトラブルにつながりやすい場面です。認知症の方の行動・心理症状(BPSD)への適切な対応を職員が共有しておくことが事故防止・虐待防止につながります。
認知症のある利用者によくある場面と関わり方
| 場面 | 関わり方のポイント |
|---|---|
| 入浴を拒否する | 「入浴は嫌です」という意思表示を尊重することが基本。無理に誘導しない。「今日は足だけ洗いましょう」など段階的なアプローチを試みる。改善しない場合は担当ケアマネに報告する |
| 介助中に大声・暴れる | 本人にとって脅威に感じている状況を取り除く。声のトーン・スピードを落とす。一時中断して本人が落ち着くのを待つ。担当職員を固定して慣れてもらう |
| 浴槽から出ようとする | 急に立ち上がることで転落・骨折のリスクがある。「もう少しだけ」と落ち着いた声でかける。3名チームで役割分担し、安全を確保しながら対応する |
| 時間・場所がわからない混乱 | 「自宅に見知らぬ人が大勢いる」と感じやすい。訪問ごとに同じ職員が担当し、慣れた顔・声で関わる。家族に同席を依頼することも有効 |
3名チームで認知症対応を分担する
看護職員1名・介護職員2名の3名体制では、役割を明確にすることで認知症の方への対応の質が上がります。看護職員が入浴前の状態確認と入浴可否判断・介助中の急変対応を担い、介護職員の1名が本人に話しかけながら安心感を提供し、もう1名が浴槽・設備の準備・後片付けを担当するといった分担が有効です。
認知症対応と虐待防止の関係
介助に抵抗する利用者に対して力で押さえつける・声を荒げるなどの行為は、身体的虐待・心理的虐待に該当する可能性があります。認知症の方への対応に困ったときは3名チーム内で相談し、一人の職員が抱え込まないことが虐待防止の観点から重要です。虐待防止研修については「訪問入浴介護の虐待防止研修」をご覧ください。
研修の義務全体については「訪問入浴介護の法定研修、何が義務で年何回か。」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問入浴介護の法定研修キットからどうぞ。
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出典:「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)・厚生労働省「認知症介護実践研修」関連資料。詳細は必ず最新の通知および都道府県の担当窓口でご確認ください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

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