すぐにご利用されたい方は、こちらからどうぞ。
▶ 訪問入浴介護の法定研修キット(高齢者の身体特性テーマ収録)
訪問入浴介護は、衣服を脱いだ状態で全身の皮膚を確認できる貴重な機会です。寝たきりや体位変換が難しい利用者の褥瘡(床ずれ)・皮膚トラブルを早期に発見し、担当ケアマネジャー・主治医・訪問看護師へ報告することで、重症化を防ぐことができます。皮膚観察は看護職員が担当しますが、介護職員も基本的な変化のサインを把握しておくことが重要です。
入浴時に確認する皮膚の状態
| 確認箇所 | 観察のポイント |
|---|---|
| 褥瘡好発部位(仙骨・踵・肩甲骨・後頭部等) | 発赤(赤み)・水疱・びらん・壊死の有無。前回訪問時との変化を確認する〔⚠️発赤があっても指で押すと白くなる場合は褥瘡未発生。白くならない場合はカテゴリーⅠ以上の褥瘡〕 |
| 皮膚全体の状態 | 乾燥・鱗屑(皮膚のはがれ)・浮腫(むくみ)・黄疸(黄色みがかった変色)の有無 |
| 傷・出血 | 新しい傷・内出血・かさぶたの有無。転倒・ぶつけた跡がないか確認する(虐待との関連も確認) |
| 発疹・感染症の疑い | 疥癬(線状の掻き跡・指間の発疹)・帯状疱疹(水疱と痛み)の疑いがある場合は入浴を中止し主治医に報告する |
褥瘡発見時の対応手順
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| 1. 入浴を中断・確認 | 褥瘡の疑いがある部位は看護職員が状態を確認する。浸軟(水でふやけた状態)になっていないか確認する |
| 2. 入浴可否の判断 | 傷が開いている・壊死がある場合は入浴を避ける。主治医の指示がある場合はその内容に従う〔⚠️入浴の可否は状態と主治医指示で判断〕 |
| 3. 記録と報告 | 「発見部位・大きさ・色・深さの目安・前回との変化」を業務日誌に記録する。担当ケアマネジャー・訪問看護師・主治医に当日中に報告する |
| 4. 写真記録(可能な場合) | 利用者・家族の同意を得て状態を写真で記録すると、経過観察と他職種との情報共有に役立つ |
入浴介助と褥瘡予防
温かいお湯での全身洗浄は皮膚を清潔に保ち、血行を促進することで褥瘡予防につながります。ただし、強い摩擦・ゴシゴシとした洗い方は皮膚を傷つける原因になります。皮膚が菲薄化している高齢者へは、柔らかいタオルや手で撫でるように洗う方法が適しています。入浴後は皮膚が乾燥しやすいため、保湿剤の使用について家族や担当者と確認しておくことが重要です。高齢者の皮膚特性については「訪問入浴介護の高齢者の身体特性と入浴介助」もご覧ください。
研修の義務全体については「訪問入浴介護の法定研修、何が義務で年何回か。」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問入浴介護の法定研修キットからどうぞ。
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出典:日本褥瘡学会「褥瘡予防・管理ガイドライン」・厚生労働省「褥瘡対策に関する診療計画書」様式。褥瘡の状態確認・処置は医療行為を含むため、必ず看護職員・主治医の判断のもとで行ってください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

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