第一種衛生管理者の試験全体については、こちらの記事もご参照ください。
▶ 第一種衛生管理者 試験ガイド(概要・合格率・勉強法)
労働衛生統計では、度数率・強度率・疾病罹患率等の指標を用いて事業場の安全衛生水準を数値化します。試験では「度数率と強度率の計算式」「延べ実労働時間数の扱い」「各指標の意味」が出題されます。計算問題として出題されることも多いため、式の意味を理解することが重要です。
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度数率(Frequency Rate)
度数率は、一定の労働時間当たりに発生した死傷者数を示す指標です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計算式 | 度数率=(死傷者数 ÷ 延べ実労働時間数)× 1,000,000 |
| 対象 | 死亡または休業4日以上の労働災害による死傷者数 |
| 意味 | 100万時間当たりの死傷者数→発生「頻度」を表す |
例:延べ実労働時間数が200万時間で死傷者数が4人の場合
度数率=4 ÷ 2,000,000 × 1,000,000 = 2.0
強度率(Severity Rate)
強度率は、一定の労働時間当たりの労働損失日数を示す指標で、災害の「重篤度」を表します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 計算式 | 強度率=(労働損失日数 ÷ 延べ実労働時間数)× 1,000 |
| 労働損失日数 | 休業日数(暦日)× 300/365で換算。ただし死亡・永久全労働不能は7,500日と定められている |
| 意味 | 1,000時間当たりの労働損失日数→災害の「重さ」を表す |
死亡1件の労働損失日数:7,500日(固定値)
延べ実労働時間数の計算
延べ実労働時間数は、期間中の全労働者の実際の労働時間の合計です。
| 計算方法 | 式 |
|---|---|
| 単純計算 | 平均労働者数 × 1人あたり年間実労働時間数 |
| 例 | 平均100人 × 2,000時間/年 = 200,000時間(=20万時間) |
度数率と強度率の違い
| 比較項目 | 度数率 | 強度率 |
|---|---|---|
| 何を測るか | 発生の「頻度」 | 災害の「重篤度(重さ)」 |
| 分子 | 死傷者数 | 労働損失日数 |
| 分母×乗数 | 延べ実労働時間数 × 10⁶(100万) | 延べ実労働時間数 × 10³(1,000) |
疾病休業統計(職業病・業務上疾病の統計)
| 指標 | 計算式 | 意味 |
|---|---|---|
| 疾病罹患率 | 疾病件数 ÷ 労働者数 × 1,000 | 1,000人当たりの疾病発生件数 |
| 疾病休業率 | 疾病による休業日数 ÷ 延べ労働可能日数 × 100 | 労働可能日数に占める疾病休業の割合(%) |
試験での出題ポイント
- 度数率の式:(死傷者数 ÷ 延べ実労働時間数)× 100万
- 強度率の式:(労働損失日数 ÷ 延べ実労働時間数)× 1,000
- 死亡1件の労働損失日数は「7,500日」(固定値として覚える)
- 度数率が高い=事故が多発・強度率が高い=1件あたりの被害が大きい
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出典:
・厚生労働省「労働災害動向調査」
・JIS Z 8051(安全側面−製品に含まれる規格作成指針)・労働衛生統計の基本指標に関する定義
最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

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