消火器の外観は赤色(紅色)が基本色として規定されています。ただし住宅用消火器は白・シルバーなど多様な色のものも販売されています。業務用と住宅用では規格・設置義務・点検方法が異なり、乙6試験でも「業務用の消火器は紅色」という規定が問われます。
問題をすぐに解いてみたい方はこちらをご利用ください。
▶ 消防設備士 乙種第6類 問題集
業務用消火器の外観色の規定
消火器の技術上の規格を定める省令(規格省令)第38条では、消火器の外面の25%以上を赤色(紅色)にすることが義務づけられています。これが「消火器は赤い」という常識の根拠です。
この規定の目的は、火災時に誰もが消火器を素早く見つけられるようにすることです。消火器の本体が赤色であれば、暗い場所・非常時の視野が狭くなった状態でも認識しやすくなります。
住宅用消火器の色と特徴
住宅用消火器は業務用とは異なる製品で、一般家庭向けに開発されたものです。業務用のような型式適合検定の代わりに「鑑定」制度(消防法第17条の3に基づく)で品質が確認されますが、規格省令第38条の色規定は適用されないため、白・シルバー・ピンクなどデザイン性を重視した色のものが流通しています。
| 種類 | 色の規定 | 設置義務 | 点検義務 |
|---|---|---|---|
| 業務用消火器 | 本体の25%以上が赤色(規格省令第38条) | 防火対象物に消防法で義務 | 消防設備士等による定期点検 |
| 住宅用消火器 | 色の規定なし・デザイン自由 | 戸建て住宅には義務なし | 法令上の点検義務なし(自己管理) |
試験で問われる「色」の知識
乙6の試験では次の点が問われます。業務用消火器の外面のうち何%以上を赤色にするか(答え:25%以上)。消火器の色が赤色である理由(答え:視認性の確保・火災時の素早い発見)。住宅用消火器と業務用消火器の違い(答え:型式適合検定・設置義務・点検義務等の違い)。
標識・表示との違い
消火器の外観(赤色)とは別に、設置場所には「消火器」の標識を設けることが規定されています(消防法施行規則第9条第1項)。標識は消火器の位置を示すもので、壁への掲示や消火器格納箱への表示が一般的です。
まとめ
業務用消火器の外面は規格省令第38条により25%以上を赤色(紅色)にする義務があります。住宅用消火器はこの規定が適用されないためデザインが自由ですが、設置義務・点検義務も異なります。乙6試験では「25%以上が赤色」という数字と業務用・住宅用の規格の違いが出題ポイントです。
問題をすぐに解いてみたい方はこちらをご利用ください。
▶ 消防設備士 乙種第6類 問題集

コメント