消火器のホースは点検時に亀裂・詰まり・著しい老化がないかを確認します。劣化が見られた場合は交換が必要で、整備は消防設備士乙6の業務です。ホースのない消火器(2kg以下の小型)も存在し、設置状況に応じた点検が求められます。
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▶ 消防設備士 乙種第6類 問題集
消火器のホースの役割と種類
消火器のホースは、容器内の消火薬剤をノズルまで導く管状の部品です。材質はゴム製または合成樹脂製が一般的で、外面は布で補強されています。
ホースには取り外し可能なタイプ(取替式)とホース自体が固定されているタイプがあります。点検時は接続部の緩みも確認します。
なお、消火器具の技術上の規格を定める省令では、充填量が2kg以下(または1L以下)の小型消火器はホースを省略できる場合があります。小型の消火器ではノズル一体型の設計もあります。
ホースの点検で確認する項目
ホースの点検(外観点検・機能点検)で確認する項目は以下のとおりです。
| 確認項目 | 判断基準 |
|---|---|
| 外観(亀裂・ひび割れ) | 表面に亀裂・深いひびがある場合は交換 |
| 老化・硬化 | 著しく硬くなっている・弾力がない場合は交換 |
| 詰まり | ノズル側から目視または通気確認。詰まりがあれば清掃または交換 |
| 変形(折れ曲がり・つぶれ) | 著しい変形で内径が塞がれている場合は交換 |
| 腐食・著しい汚損 | 金属接続部の腐食・内部の汚れが著しい場合は交換 |
| 接続部の緩み | ホースと本体・ノズルの接続部に緩みがあれば増し締めまたは交換 |
ホースの劣化判定の実務的なポイント
ゴム製ホースは経年劣化で徐々に硬化・亀裂が生じます。屋外に設置された消火器や、紫外線・熱・低温の影響を受けやすい環境ではホースの劣化が早く進む傾向があります。
点検時には手でホースを軽く曲げて弾力を確認します。著しく硬い・表面に細かいひびが多数ある場合は交換を検討します。
内部の詰まりは、ホースの片方から光を当てて他方から見えるかを確認する目視検査や、軽くエアを通す方法で確認します。消火薬剤が内部に残留して固化している場合は、清掃または交換が必要です。
ホース交換の手順
ホースの交換は乙6の整備業務として行います。
まず対象消火器のメーカーと型番を確認し、適合するホースを用意します。消火器の種類(粉末・液体系)やノズルの形状によって適合するホースが異なります。古いホースを取り外します(接続部が腐食している場合は慎重に作業します)。新しいホースを正しく取り付け、接続部が確実に固定されているかを確認します。取付後に内部点検と合わせて気密確認を行います。点検記録に整備内容と整備日を記録します。
試験での出題ポイント
乙6の試験では、ホースに亀裂・老化・詰まりがあれば交換(整備)が必要という判断基準が問われます。また、小型消火器にはホースがない場合があること(省令で省略可能)も確認事項です。鑑別(実技)では消火器の各部品の名称と状態判断が出題されます。
まとめ
消火器のホースは外観点検・機能点検で亀裂・老化・詰まり・変形・接続部の緩みを確認します(消防法施行規則第31条の6に基づく点検基準)。著しい劣化が確認された場合は消防設備士乙6の整備業務としてホースを交換します。充填量が小さい消火器ではホースが省略されている場合もあります。
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