高発泡用泡放出口は膨脹比80以上の高膨脹比泡(高発泡)を放射する専用の放出口です。フォームヘッドが使われる低発泡(膨脹比20以下)とは設置施設・放出口の種類・消火の仕組みが異なります。試験では「高発泡が使われる施設」と「膨脹比の数字(80以上・20以下)」が出題されます。
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▶ 消防設備士 乙種第2類 問題集
高発泡と低発泡の違い
| 比較項目 | 高発泡(高膨脹比泡) | 低発泡(低膨脹比泡) |
|---|---|---|
| 膨脹比 | 80以上(500〜1000倍になることもある) | 20以下 |
| 放出口の種類 | 高発泡用泡放出口 | フォームヘッド・FWSヘッド |
| 使用する薬剤 | 合成界面活性剤泡消火薬剤(主に) | たん白・合成・水成膜 |
| 主な設置施設 | エンジンテスト室・電気設備室・格納庫の一部 | 駐車場・飛行機格納庫・自動車修理工場 |
| 消火の仕組み | 大量の泡で空間ごと覆い尽くす(窒息消火が主体) | 燃焼面を泡で覆う(窒息・冷却) |
高発泡用泡放出口の特徴
高発泡用泡放出口は大量の空気を取り込んで膨脹比80以上の泡を生成します。泡の体積が非常に大きいため、空間全体を泡で埋めることができます。この「空間充填」の消火方式は、狭い閉鎖空間(電気設備室・エンジンテスト室など)で効果を発揮します。
泡の密度が低く(ほとんどが空気)水損(水による被害)が少ないため、電気設備や精密機器のある施設への使用に適しています。ただし屋外など風の影響がある場所では泡が飛散するため使用に適しません。
設置基準と試験での出題ポイント
高発泡用泡放出口の設置基準は消防法施行規則第18条に定められています。試験では以下の組み合わせで出題されます。
「膨脹比80以上の泡を使用する放出口の名称はどれか(高発泡用泡放出口)」「高発泡が使用される施設として正しいものはどれか(電気設備室・エンジンテスト室など)」「高発泡と低発泡の膨脹比の境界値はどこか(80以上が高発泡・20以下が低発泡)」という形式が多いです。
まとめ
高発泡用泡放出口は膨脹比80以上の高膨脹比泡を放射し、空間充填による窒息消火が主体です。フォームヘッドが使われる低発泡(20以下)とは膨脹比・設置施設・消火方式のすべてが異なります。試験では「80以上が高発泡・20以下が低発泡」「高発泡は電気設備室・エンジンテスト室等の閉鎖空間に使用」の2点を押さえることが重要です。
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