消防設備士5類の資格を履歴書・職務経歴書に書くときのポイント。




消防設備士第5類(乙5・甲5)の資格を履歴書に書く際は、正式名称で記載することが基本です。乙種の正式名称は「消防設備士乙種第5類」、甲種は「消防設備士甲種第5類」です。取得年月は免状に記載された交付年月日を使います。職務経歴書では、どの設備の点検・工事を担当したかを具体的に書くことで、採用担当者に業務内容が伝わりやすくなります。

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履歴書の資格欄に書く正式名称

消防設備士の資格を履歴書に記載する際の正式名称は次のとおりです。略称を使うと採用担当者に伝わりにくい場合があるため、正式名称で記載することをおすすめします。

種別 正式名称 略称(使用不可)
乙種第5類 消防設備士乙種第5類 乙5・乙種5類
甲種第5類 消防設備士甲種第5類 甲5・甲種5類

履歴書の書き方の例

履歴書の資格欄(免許・資格の欄)には次のように記載します。

  • 「令和○年○月 消防設備士乙種第5類 取得」
  • 「令和○年○月 消防設備士甲種第5類 取得」

「取得」の代わりに「合格」と書いても間違いではありませんが、「取得」の方がより正確です(合格後に免状を受け取ることで正式に取得となるため)。取得年月は合格通知書の合格年月日ではなく、免状の交付年月日を使ってください。

乙種と甲種の違いを履歴書で区別する理由

乙種(乙5)は整備・点検のみ、甲種(甲5)は工事・設計・整備・点検のすべてが担当できます(消防法第17条の5)。採用担当者は「工事まで担当できるか」という観点で確認するため、乙5と甲5を明確に区別して記載することが大切です。

複数の消防設備士免状を持っている場合は、全て記載します。

  • 令和○年○月 消防設備士乙種第6類 取得
  • 令和○年○月 消防設備士乙種第5類 取得
  • 令和○年○月 消防設備士甲種第4類 取得

職務経歴書での書き方

職務経歴書では資格の名称だけでなく、実際の業務内容を具体的に記載することが重要です。第5類の資格を活かした業務を記載する際のポイントを整理します。

職務経歴書の記載例(消防設備点検業者の場合)

業務内容の記載例:

  • 「病院・福祉施設・ホテル等における消防用設備等の定期点検業務(消防法第17条の3の3に基づく年2回の機器点検・総合点検)」
  • 「避難器具(緩降機・救助袋・避難はしご等)の機器点検・総合点検・報告書作成」
  • 「避難器具の整備・修理・取付け位置変更等(消防設備士乙種第5類免状による)」

甲5の資格を活かした工事経験がある場合の記載例

  • 「福祉施設新築工事における避難器具(緩降機・固定はしご)の設置工事」
  • 「既存ビルの改修工事に伴う避難器具の設置位置変更工事(着工届・設置届の作成・提出含む)」
  • 「施行令第25条に基づく設置基準の確認・適用器具の選定業務」

資格と実務の経験を組み合わせて書く

消防設備士の資格は「持っているだけ」では採用の決め手になりにくいです。資格に加えて実際の業務経験(点検・整備・工事の実績)を具体的に記載することで、採用担当者に即戦力としての印象を与えられます。

記載の要素 書き方のポイント
対象の建物種別 「病院・福祉施設」「ホテル・旅館」「学校」等の具体的な用途を書く
点検した器具の種類 「緩降機・救助袋・避難はしご・消火器」等の具体名を書く
年間の点検件数・棟数 「年間○件・○棟の点検を担当」等で規模感を伝える
報告書作成の経験 「消防長(消防署長)への点検結果報告書の作成・提出」の経験を書く

転職で消防設備士5類が評価される場面

消防設備士第5類が特に評価される転職先の種類を把握しておくと、自己PRの組み立てに役立ちます。

転職先 評価される理由
消防設備点検業者 現場の即戦力として避難器具点検を担当できる
ビルメンテナンス・設備管理会社 建物内の消防設備管理を担当できる(特に福祉施設・病院)
消防設備工事業者(甲5の場合) 避難器具の設置工事を担当できる工事士として評価される
病院・福祉施設の施設管理担当 (六)項の用途が多く、避難器具の設置基準に精通している人材が求められる

他の消防設備士免状と組み合わせた場合の書き方

乙6や乙4など複数の免状を持っている場合、取得順に全て記載します。採用担当者は「何類を持っているか」「甲種まで取得しているか」を確認するため、複数の免状を整理して記載することが重要です。

記載例(複数免状の場合):

  • 令和○年○月 消防設備士乙種第6類 取得
  • 令和○年○月 消防設備士乙種第5類 取得
  • 令和○年○月 消防設備士乙種第4類 取得

この場合、職務経歴書にも「消火器・避難器具・自動火災報知設備の3設備に対応できる」という強みを明記することで、複数免状の価値が伝わりやすくなります。

まとめ。正式名称で記載し、実務内容を具体的に添える

消防設備士第5類の資格は「消防設備士乙種第5類」または「消防設備士甲種第5類」の正式名称で記載します。職務経歴書では対象建物の種別・点検した器具の種類・年間の点検件数を具体的に書くことで、採用担当者に業務範囲が伝わります。甲5まで取得していれば「工事まで担当できる」という点を明記することで、乙5より評価が高くなります。

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この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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