訪問入浴介護の入浴中の安全管理、急変・溺水・ヒートショックを防ぐ手順。

介護

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▶ 訪問入浴介護の法定研修キット(安全管理テーマ収録)

訪問入浴介護は、重度要介護者の自宅浴槽に入れない方を対象とした入浴サービスです。利用者は体力的に脆弱なことが多く、入浴中の急変・溺水・ヒートショックのリスクが高い環境で介助を行います。看護職員1名と介護職員2名が連携して安全を確保するための手順を研修で身につけることが重要です。

入浴前の確認事項

確認項目 内容
バイタルサイン測定 体温・血圧・脈拍・SpO2を測定する。基準値を超える場合は入浴を中止し、ケアマネジャー・主治医に報告する〔⚠️入浴中止の基準はケアプランまたは主治医の指示を確認〕
皮膚・創傷の確認 褥瘡・傷・発疹がないか目視確認する。創傷がある場合は看護職員が処置・入浴可否を判断する
体調の問診 「今日の気分はいかがですか」「昨日の夜は眠れましたか」と本人に確認する。「いつもより元気がない」などの変化を見逃さない
室温・浴槽温度の確認 室温と浴槽温度の差が大きいとヒートショックが起きやすい。脱衣室・浴槽周辺を事前に温める

バイタルの具体的な中止基準(体温・血圧・脈拍・SpO2の目安値)と入浴可否の判断フローは「訪問入浴介護の入浴可否判断、バイタル確認の基準」で詳しく解説しています。

入浴中の監視と対応

リスク 防止・対応
溺水 浴槽内で利用者から目を離さない。頭部・顔面が湯面に近づいたらすぐに支える。意識を失った場合はすぐに浴槽から引き上げ、看護職員が呼吸・脈拍を確認し119番
急変(心停止・呼吸停止) 呼びかけへの反応がない・呼吸が止まっている→浴槽から出して平坦な場所に移す→看護職員がBLS(心肺蘇生)開始→119番通報→AEDがあれば使用
ヒートショック(急激な血圧変動) 顔面蒼白・冷や汗・意識のもうろう感→入浴を中止して安静・保温。血圧測定→事業所・ケアマネジャーに報告
熱中症・湯あたり 長湯・高温浴槽による体温上昇。入浴時間は短めに設定する。のぼせの訴えは見逃さない

3名チームの役割分担と声かけ

訪問入浴介護は看護職員1名+介護職員2名の3名チームで実施します。「誰が利用者の頭部を支えるか」「誰が湯温を管理するか」「異変があったら誰が119番するか」を事前に確認しておくことが、緊急時の対応速度を上げます。介助中は「今から○○します」と声かけを続けることで、利用者の不安を和らげ・職員同士の連携もスムーズになります。

研修の義務全体については「訪問入浴介護の法定研修、何が義務で年何回か。」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問入浴介護の法定研修キットからどうぞ。

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出典:「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)。安全管理に関する記述は厚生労働省・各学会の公開情報に基づく一般的な知見です。詳細は必ず医師・専門職にご確認ください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

ご質問はメールで。電話・面談はしていません。

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