ITパスポートの受験にかかる費用。受験料・教材費・交通費の総まとめ

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ITパスポート試験の受験にかかる費用は、受験手数料7,500円(税込)が基本です(IPA公式「スケジュール・手数料など」ページ)。IPA公式サイトで無料配布されている公開問題集を活用すれば、教材費を抑えて受験することも可能です。この記事では、受験手数料・教材費・交通費・再受験費用まで費用の全体像を整理します。

受験手数料は7,500円(税込)で固定

ITパスポート試験の受験手数料は7,500円(税込)です(IPA公式「スケジュール・手数料など」ページ)。この金額は試験会場や受験日によって変わりません。申し込みから支払いまでIPA公式の受験申込システム(マイページ)を通じて行います。

支払い方法による追加費用の有無

支払い方法はクレジットカード・コンビニ払い・バウチャーの3種類です。方法によって追加費用が発生するかどうかが異なります。

支払い方法 追加費用 注意点
クレジットカード なし 手数料の上乗せなし・試験前日正午まで変更可
コンビニ払い 払込手数料187円(IPA公式「受験申込手順」ページ) 払い込み後の日程変更不可・払込期限は申込日を含めて3日目の23:59
バウチャー なし(バウチャー購入時の費用のみ) 2026年7月31日以降新規購入一時停止(IPA公式)。既存バウチャーは有効期限内に使用可

クレジットカード払いは追加費用がかからず、試験前日の正午まで日程変更が可能なため、柔軟性が高い選択肢です。コンビニ払いは187円の払込手数料が加算されます。受験申込の手順全体についてはITパスポート試験の全体ガイドでまとめています。

受験手数料の会社補助を確認する方法

受験手数料7,500円を会社が負担してくれるかどうかは、企業によって異なります。自己負担になるのか補助が出るのかを確認してから受験申し込みをすると、費用の見通しが立ちます。

就業規則・賃金規程を確認する

会社の就業規則や賃金規程に資格取得補助制度・奨励制度の条項があれば、受験料の補助や合格後の奨励金が定められている場合があります。就業規則は常時10人以上を雇用する企業が作成義務を負い(労働基準法第89条)、労働者への周知が義務づけられています(同第106条)。社内ポータル・イントラネットに掲載されていることが多いです。

人事部・総務部に照会する

就業規則に記載が見当たらない場合や規程が更新されていない可能性がある場合は、人事部または総務部に「ITパスポートを受験する場合、受験費用の補助制度はありますか」と直接照会するのが確実です。補助があれば、領収書を後日提出することで費用が戻るケースもあります。

合格後の資格手当も確認する

受験前の補助制度とは別に、合格後に月額の資格手当が支給される企業もあります。手当の金額や確認方法については資格手当と職場での評価で詳しく解説しています。

教材費は工夫次第でゼロにできる

受験手数料7,500円以外にかかる教材費は、使う教材によって大きく差が出ます。無料の公開問題集だけで合格している受験者も多く、必ずしも市販テキストや有料講座が必要なわけではありません。

無料で使える公式教材

IPAは試験の公開問題(過去問)を公式サイトで無料配布しています(IPA公式)。公開問題は本番の出題形式・難易度に最も近い教材であり、これを繰り返し解くことが対策の中心になります。

また、IPA公式サイトにはシラバス(出題範囲の詳細)も無料で公開されており、学習の範囲確認に使えます。

市販テキストが必要なケース

出版社サイトや書店の実勢価格を参考にすると、ITパスポート試験向けの市販テキストは一般的に1,500〜2,000円台のものが多い傾向があります(一般的な傾向・出版社・書店の実勢価格による)。ただし、価格は出版社・版によって異なります。

市販テキストが特に役立つのは次のようなケースです。

  • IT用語や経営・マネジメントの概念が全くの初めてで、用語の意味を体系的に理解したい
  • 公開問題を解いても正解できず、解説を読んでも理解できないところが多い
  • スキマ時間を使って紙の教材でまとめて読みたい

IT経験者や、用語集・Webの解説ページで十分理解できる人は、テキストなしで公開問題だけで対策できるケースも多くあります。通信講座が必要かどうかの費用対効果については通信講座は必要かで整理しています。

無料アプリ・Webサービスの活用

ITパスポート対策用の無料アプリや無料Webサービスも複数あります。通勤・スキマ時間に繰り返し問題を解く用途で使うと、教材費をかけずに学習時間を積み上げられます。

教材費の目安まとめ

教材の種類 費用 特徴
IPA公開問題(過去問) 無料(IPA公式) 本番形式に最も近い・出題範囲が確認できる
無料アプリ・Webサービス 無料〜一部有料 スキマ時間に向いている・繰り返し問題演習
市販テキスト(一般的な傾向) 1,500〜2,000円台 概念の体系的な理解に適している
通信講座・オンライン講座 数千〜数万円台(講座によって大きく異なる) 映像・テキスト・サポートがセット

試験会場への交通費も考慮に入れる

ITパスポートはCBT(コンピューター試験)方式のため、全国の試験会場(テストセンター)で随時受験できます(IPA公式「すべての都道府県で毎月実施」)。試験会場は居住地から比較的近い場所を選べる場合が多いですが、会場によっては交通費がかかることもあります。

近い会場を選んで交通費を抑える

IPA公式の受験申込システムでは、試験日を選ぶ際に都道府県・地域を指定して会場を検索できます。通勤・通学ルート沿いの会場や、自宅から近い会場を選ぶことで交通費を抑えられます。

遠方の会場しか空きがない場合

試験日が近い場合や、希望する日程の近くに空きがない場合、自宅から遠い会場を選ぶ必要が出ることがあります。その場合は交通費が数百〜数千円かかることもあります。受験日程に余裕を持って早めに申し込むことで、近い会場を確保しやすくなります。

試験会場では昼食・飲料が必要になる場合もあります。特に試験が午後に入る場合は、周辺の飲食店・コンビニの有無を事前に確認しておくと安心です。

不合格になった場合の再受験費用

試験に不合格になった場合、翌日から再申し込みができます(IPA公式FAQ)。再受験の際も受験手数料7,500円(税込)が改めてかかります。コンビニ払いを選んだ場合はさらに187円の払込手数料が加算されます。

再受験の費用計算

受験回数 受験手数料の累計(カード払い) 受験手数料の累計(コンビニ払い)
1回 7,500円 7,687円
2回(1回不合格) 15,000円 15,374円
3回(2回不合格) 22,500円 23,061円

合格率は令和7年度48.6%・令和8年度4〜8月は49.3%(IPA統計情報)と約半数が合格しています。学習時間を十分に確保してから受験することで、不合格による追加費用を防ぎやすくなります。

再申し込みの手続きや日程変更の方法は日程変更・キャンセル・再申込みの手続きで解説しています。

合格証明書の申請費用

ITパスポートに合格すると、合格証書がIPA(経済産業省情報処理推進機構)から無料で郵送されます(自動送付)。この合格証書は就職活動や職場への提出に使えます。

合格証書を紛失した場合や複数枚必要な場合は、IPA公式サイトで合格証明書を有料で申請できます。金額はIPA公式サイトで確認してください。会社に提出する際に「合格証明書の方が望ましい」と言われた場合も、同様に申請できます。

費用対効果の考え方

ITパスポートの受験費用(受験手数料7,500円+教材費)は、取得後の活用方法によって回収できるかどうかが決まります。資格手当のある企業であれば、月額の手当が毎月支給されます。

想定シナリオ 費用の考え方
資格手当のある会社で取得 月額手当×月数で受験費用を回収できる。手当1,000円/月なら8か月で7,500円分
会社が受験費用を補助 自己負担は交通費・教材費のみになる場合がある
転職活動での活用 履歴書の資格欄に記載でき、特にIT系職種・DX推進部門への転職で評価される場面がある
手当なし・転職予定なし 業務でのITリテラシー向上・目標管理での自己申告など、間接的なメリットを想定する

資格手当の有無・確認方法については資格手当と職場での評価で整理しています。

受験費用に関するよくある疑問

領収書は発行してもらえるか

クレジットカード払いの場合は、カード会社の利用明細が支払いの証拠として使えます。コンビニ払いの場合は払込時のレシートが領収書の代わりになります。IPA発行の正式な領収書が必要かどうかは受験申込システムで確認するか、IPAの問い合わせ窓口に照会してください。

2026年12月以降も受験できるか

現行のITパスポート試験は2026年12月27日が最終日で、12月28日以降は一時休止の予定です(IPA公式発表)。2027年以降の新試験での受験を希望する場合は、改めて受験手数料がかかります。年内受験と新試験どちらを選ぶかの判断材料はITパスポート試験の全体ガイドで確認してください。

学生割引や免除はあるか

ITパスポート試験には学生割引や受験資格の制限はなく(IPA公式FAQ「受験資格は特段ありません」)、学生も社会人も同一の受験手数料7,500円(税込)が適用されます。

申込後にキャンセルしたら返金されるか

受験手数料は理由にかかわらず返金されません(IPA公式「受領した受験手数料は、理由のいかんにかかわらず返還できません」)。キャンセルによる返金はできないため、申し込み前に試験日・会場を十分確認することが重要です。

まとめ

ITパスポートの受験にかかる費用は、受験手数料7,500円(税込・IPA公式)が基本です。コンビニ払いを選んだ場合は払込手数料187円が加算されます。

  • 受験手数料:7,500円(税込)・固定(IPA公式)
  • コンビニ払いの払込手数料:187円(IPA公式)
  • 教材費:IPA公式の公開問題は無料。市販テキストは一般的に1,500〜2,000円台(傾向)
  • 交通費:近い会場を選べれば抑えられる。早めの申し込みで会場の選択肢が広がる
  • 再受験費用:翌日から再申込み可・再び7,500円が必要(IPA公式FAQ)
  • 会社補助の有無:就業規則・人事部に確認すると補助が出る企業もある

資格手当の確認方法は資格手当と職場での評価、試験全体の流れはITパスポート試験の全体ガイドを参照してください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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