消防設備(屋内消火栓・スプリンクラー設備)の配管には鋼管(SGP・STPG)・銅管・ステンレス鋼管が使われます。主流は亜鉛メッキ鋼管(白ガス管)で、腐食防止のために管内面を亜鉛でメッキしたものです。接合方法はねじ込み接合・溶接・フランジ接合の3種類で、試験では配管の種類・用途・接合方法の組み合わせが出題されます。
作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月28日/数字の出典は各表の下に記載しています。
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消防設備に使う配管の種類
| 配管の種類 | 規格 | 特徴・用途 |
|---|---|---|
| 配管用炭素鋼鋼管(ガス管) | JIS G 3452(SGP) | 一般的な屋内配管。白ガス管(亜鉛メッキあり)と黒ガス管(メッキなし)がある。屋内消火栓・スプリンクラーに最も広く使用 |
| 圧力配管用炭素鋼鋼管 | JIS G 3454(STPG) | 高圧に耐える配管。消防設備で高圧がかかる部分(ポンプ吐出側など)に使用 |
| 銅管 | JIS H 3300 | 腐食に強く加工しやすい。住宅のスプリンクラーなど小口径配管に使われることがある |
| ステンレス鋼管 | JIS G 3459 | 耐食性が高い。腐食環境や食品工場など特殊な環境に使用 |
出典:消防法施行規則第12条・第14条(配管材料の基準、2026年10月28日に確認)
試験で最もよく出るのは白ガス管(SGP・亜鉛メッキ鋼管)です。亜鉛メッキは管の内面・外面の腐食を防ぐ目的で施されています。
配管の接合方法3種類
| 接合方法 | 概要 | 使われる場面 |
|---|---|---|
| ねじ込み接合 | 管端にねじを切り、継手(エルボ・チーズ等)にねじ込んで接合する | 小口径配管(50A以下が多い)の一般的な接合方法 |
| 溶接接合 | 管を突き合わせて溶接する。気密性が高い | 大口径配管・高圧部分・屋外配管 |
| フランジ接合 | フランジ(鍔状の部品)をボルト・ナットで締め付けて接合する | 弁・ポンプ・流水検知装置など機器との接続部分 |
ねじ込み接合ではシール材(シールテープや液状シール)を使います。漏れ防止のため、ねじ山に巻いて締め付けます。
配管の呼び径(口径)の表記
配管の太さは「呼び径(A)」で表します。20A・25A・32A・40A・50A・65A・80A・100Aなどの表記です。屋内消火栓の立て管は一般的に50A〜80A程度、スプリンクラーの末端側の枝管は25A〜32Aが多く使われます。
試験では呼び径の数字そのものより、「枝管は立て管より細い」「ポンプ吸込み側は吐出し側より太くする」といった配管径の考え方が問われることがあります。
試験に出る配管関連の数字
| 内容 | 数値・基準 |
|---|---|
| 配管の肉厚(SGP) | 呼び径に応じてJIS規格で定められている |
| スプリンクラー末端枝管の最小口径 | 25A以上(消防法施行規則第14条) |
| 屋内消火栓の配管口径(放水側) | 1号:40A以上、2号:25A以上が目安 |
| 管継手の種類 | エルボ(90°曲がり)・チーズ(T字分岐)・ソケット(直線接続)・ユニオン(取外し可能接続) |
出典:消防法施行規則第12条・第14条(2026年10月28日に確認)
弁類の種類と役割
配管に設ける弁類も試験に出ます。主な弁の種類です。
| 弁の種類 | 役割 |
|---|---|
| 仕切弁(ゲートバルブ) | 全開・全閉で使う。流量調整には適さない。常時開 |
| 玉形弁(グローブバルブ) | 流量調整ができる。圧力損失が大きい |
| 逆止弁(チェックバルブ) | 水の逆流を防ぐ。ポンプ吐出し側・水源入口に設置 |
| 止水弁(ボールバルブ) | 90°回転で全開・全閉。操作が素早い |
まとめ
消防設備の配管では白ガス管(SGP・亜鉛メッキ鋼管)が最も広く使われます。接合方法はねじ込み(小口径)・溶接(大口径・高圧)・フランジ(機器接続部)の3種類です。弁の種類(仕切弁・逆止弁・玉形弁)と役割も合わせて覚えておくと、構造機能の試験問題に対応しやすくなります。
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