消防設備士 4類 地震後に自動火災報知設備で起きうる問題

地震発生後は自動火災報知設備が誤作動を起こす可能性があります。振動による感知器の誤動作・配線の断線・受信機の異常表示など、確認すべきポイントがあります。この記事では地震後の確認手順と誤作動への対応を整理します。

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地震後に自動火災報知設備で起きうる問題

地震によって自動火災報知設備に生じる問題は主に3種類あります。

感知器の誤動作は、振動や気流の乱れによって差動式スポット型感知器が動作することで起きます。差動式は「温度の上昇率」に反応するため、地震による気流・熱対流の急変が誤動作につながることがあります。

配線の断線は、建物の揺れによって配線接続部が外れたり、ケーブルが物の落下によって損傷したりすることで起きます。断線すると受信機に「断線故障」の表示が出ます。

受信機の故障は、機器自体の損傷・電源異常・バックアップ電池の消耗によって起きます。

地震後の確認手順

地震発生後に消防設備担当者が行う確認の手順を整理します。

確認手順 確認内容
① 受信機の状態確認 火災表示・故障表示・断線表示の有無を確認
② 発報中の場合の対応 実際の火災か誤動作かを現場で目視確認
③ 感知器の外観確認 落下・変形・接続外れがないかを確認
④ 配線の確認 断線・圧着不良がないかを確認(特に接続部)
⑤ 電源の確認 主電源・予備電源ともに正常かを確認
⑥ 発信機・非常ベルの確認 外観損傷・誤操作された形跡がないかを確認

誤動作が発生した場合の対処

受信機が火災表示をしている場合、まず現場で火災が発生していないことを確認します。火災でないと判断したら、受信機の「復旧」操作を行い表示をリセットします。

復旧後も繰り返し同じ感知器から発報する場合は、その感知器の動作不良が疑われます。感知器の点検(機能試験)を実施して、正常に動作するかを確認します。異常が確認された感知器は交換が必要です。感知器の整備・交換は消防設備士(乙4以上)が行います。

断線故障が発生した場合の対処

受信機に断線故障の表示が出た場合は、該当の警戒区域の配線を確認します。配線接続部の緩みや外れがないかを点検し、必要に応じて再接続します。断線の修繕工事は甲種第4類の業務範囲です。

地震後の点検記録と報告

消防設備の損傷や機能異常を発見した場合は、点検結果として記録します。点検結果は定期報告の際に消防署長へ報告する義務があります(消防法第17条の3の3)。損傷の程度によっては、定期報告を待たずに速やかに整備・修繕を行い、設備を正常な状態に戻すことが求められます。

まとめ

地震後は受信機の表示確認・感知器の外観確認・配線の断線確認・電源確認の順に点検します。誤動作が続く場合は感知器の機能試験を実施し、異常があれば交換します。断線修繕は甲4の業務範囲です。異常を発見した場合は点検記録を残し、必要に応じて消防署長への報告を行います(消防法第17条の3の3)。

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業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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