液化石油ガス設備士の合格基準・科目ごとに何問正解すれば合格か

液化石油ガス設備士の筆記試験は、法令・配管理論等の2科目で構成され、それぞれの合格基準は「60%程度」と受験案内書に記載されています。法令(15問)なら9問以上、配管理論等(20問)なら12問以上の正答が目安です。ただし「程度」と書かれているとおり、年度によって基準が調整される場合があります。

この記事では、科目ごとの合格基準の詳細・「60%程度」という表現の意味・一発合格に向けた現実的な目標設定について解説します。今日(令和8年11月8日)受験した方の自己採点の目安としても活用してください。

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筆記試験2科目の合格基準

KHKの受験案内書(令和8年度)に記載されている筆記試験の合格基準は次のとおりです。

科目 問題数 試験時間 合格基準 目安となる必要正答数
法令 15問 60分 60%程度 9問以上
配管理論等 20問 90分 60%程度 12問以上

出典:KHK「液化石油ガス設備士 国家試験受験案内書(令和8年度)」

両科目とも合格基準を上回ることが必要です。どちらか一方の科目が合格基準を下回った場合、筆記試験全体が不合格となります。科目ごとの足切りがある点に注意してください。

「60%程度」という表現の意味

合格基準が「60%ちょうど」でなく「60%程度」と書かれているのには理由があります。試験の難易度は年度によって多少変動するため、難しい年には合格基準が若干下がり、易しい年には上がることがある、という調整の余地を設けているためです。

国家試験の合格基準は「絶対評価」と「相対評価」の2種類があります。液化石油ガス設備士の筆記試験は絶対評価型ですが、「程度」という表現により年度ごとの問題の難易度差を吸収できる設計になっています。

実際の運用では、ほとんどの年で「15問中9問(法令)・20問中12問(配管理論等)」が最低ラインとして機能しています。ただし、公式の発表は合格発表(令和9年1月予定)まで確定しないため、自己採点で一喜一憂しすぎないことも大切です。

科目ごとの合格基準の詳細

法令科目(15問)の合格基準

法令科目は15問・60分の試験です。合格基準60%程度を目安にすると、9問以上の正答が必要です。

正答数 正答率 判定の目安
15問 100% 確実に合格圏
13〜14問 87〜93% 余裕で合格圏
11〜12問 73〜80% 合格圏
9〜10問 60〜67% 合格基準付近(要注意)
8問以下 53%以下 不合格の可能性が高い

法令科目は暗記中心の出題が多いため、しっかり準備した受験者は90%以上の正答率を目指せます。試験当日の自己採点で9〜10問付近の場合は、「程度」の調整があり得るため、合格発表まで確定しません。

配管理論等科目(20問)の合格基準

配管理論等科目は20問・90分の試験です。合格基準60%程度を目安にすると、12問以上の正答が必要です。

正答数 正答率 判定の目安
19〜20問 95〜100% 確実に合格圏
16〜18問 80〜90% 余裕で合格圏
14〜15問 70〜75% 合格圏
12〜13問 60〜65% 合格基準付近(要注意)
11問以下 55%以下 不合格の可能性が高い

配管理論等は計算問題(3〜5問程度)を含むため、計算問題を得意にしておくことで確実に点数を積み上げられます。理解系の知識問題と合わせて15問以上の正答を目標にすると安心です。

筆記試験全体の合格と技能試験への進み方

筆記試験は法令・配管理論等の両科目で合格基準を満たすことが必要です。片方だけ良くても、もう片方が合格基準を下回れば筆記試験全体が不合格になります。

筆記試験に合格した場合、同日に行われる技能試験を受験します。技能試験は筆記試験とは別の合格基準が設定されており、実技の採点基準に従って判定されます。

試験の流れ 内容
筆記試験(法令) 15問・60分・60%程度が合格基準
筆記試験(配管理論等) 20問・90分・60%程度が合格基準
技能試験 筆記試験合格者のみ受験・実技採点
最終合格 筆記・技能の両方に合格した場合

一発合格に向けた目標設定の考え方

合格基準が「60%程度」であっても、ギリギリを狙う学習計画は危険です。理由は次のとおりです。

  • 「程度」の意味が逆に働く場合(難易度が低い年は基準が上がる可能性がある)
  • 試験本番で緊張・体調・問題の難しさにより平時より5〜10%正答率が落ちることがある
  • 法令・配管理論等の両科目で同時に合格基準を上回らなければならない

実際の合格を安定して狙うには、法令で11〜12問(73〜80%)以上・配管理論等で14〜15問(70〜75%)以上を目標に準備することをおすすめします。これくらいの余裕があれば、当日の問題が少し難しくても合格基準を上回れます。

合格基準と合格率の関係

液化石油ガス設備士の全国合格率は30〜40%程度で推移しています(KHK公式発表・令和6年度実績)。合格基準は60%程度と低く設定されているにもかかわらず合格率が低い理由は、試験準備が不十分な受験者が一定数いることと、技能試験での落とし穴(電動・手動の操作精度)があるためです。

逆に言えば、しっかり準備した受験者は合格基準60%程度のラインを十分クリアできる試験です。KHKの公式テキストと過去問を中心にした学習で合格基準を越えることは十分可能です。

合格基準についてよくある質問

Q. 2科目それぞれで60%以上必要ですか?どちらかの科目で高得点なら合計で合格できますか?

各科目それぞれで60%程度の合格基準を上回ることが必要です。法令で高得点でも配管理論等が60%を下回れば筆記試験は不合格となります。合計点の制度はなく、科目ごとの足切りがある仕組みです。

Q. 合格基準が「程度」なので、実際に何点取れば合格かは発表されますか?

各年度の合格基準の正確な値は合格発表と同時に公表されます。令和8年度の場合、合格発表(令和9年1月予定)に合わせてKHKから発表される見込みです。自己採点では「9問以上(法令)・12問以上(配管理論等)」を目安にしてください。

Q. 筆記試験に合格しても技能試験で落ちた場合、次回は筆記試験から受けなおしですか?

科目免除の仕組みについてはKHKの受験案内書または問い合わせ先に確認してください。受験案内書には筆記試験合格後の技能試験受験に関する規定が記載されています。

Q. 令和8年度の合格発表はいつですか?

KHKの受験案内書(令和8年度)によれば、合格発表は令和9年1月の予定です。正確な日程はKHK公式サイト(shiken.khk.or.jp)で確認してください。合格者には通知が届くとともに、KHKのサイトでも合格者受験番号が公表されます。

Q. 試験後はいつ正答が発表されますか?自己採点はできますか?

KHKは試験後、一定期間後に正答を公表します。令和8年度(2026年11月8日実施)の正答公表については、KHK公式サイト(shiken.khk.or.jp)を確認してください。正答が発表されたら、科目ごとに正答数を数えて合格基準と照らし合わせることで自己採点ができます。

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作成日:2026年11月 / 出典:KHK「液化石油ガス設備士 国家試験受験案内書(令和8年度)」(https://shiken.khk.or.jp/shiken.html)

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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