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液化石油ガス設備士の技能試験で何が採点されるのか。「採点基準」という言葉で検索する受験者が多いですが、KHK(高圧ガス保安協会)が公表しているのは「採点基準」ではなく「判定項目」です。
この記事では、KHKが公表している判定項目の概要と、試験で確実に評価されるポイントを整理します。
KHKが公表しているのは「採点基準」ではなく「判定項目」
KHKは技能試験の終了後(令和8年度は12月1日)に、判定項目を公式ウェブサイトで公表しています。これは「何が評価されたか」を受験者に示すものです。
ただし、この判定項目には「何点でどう判定するか」という数値基準は記載されていません。「この動作ができているかどうか」を確認する観察チェックリストに近い性質のものです。
技能試験で確認されること:大きく3つの観点
判定項目は年度によって変更される場合がありますが、KHKが公表してきた内容から、評価の観点は大きく3つに整理できます。
1. 作業手順の正確さ
ガス配管工事の手順を正しい順序で実施しているかが確認されます。手順を飛ばしたり、逆順にしたりすることは評価に影響します。受験案内書で示された作業の流れを事前に把握しておくことが重要です。
2. 安全確認の実施
作業中の安全確認動作が評価されます。ガスが絡む作業であるため、「ガス漏れがないかの確認」「バルブ操作の手順」「作業前後の確認動作」が観察されます。安全確認を省略したり、確認が形式的になっていたりすると評価が下がります。
3. 施工の品質(接続・締め付け・仕上がり)
配管の接続が適切に行われているか、締め付けが適切かが確認されます。接続が不完全な状態や、規定外の施工方法を使った場合は評価されません。
「不合格になりやすいパターン」から見る注意点
技能試験で不合格になる受験者に見られる傾向を整理します。
時間切れ
技能試験には制限時間があります。作業に慣れていないと、時間内に完成させることができない場合があります。練習では時間を計りながら作業し、制限時間内に確実に完成できる習熟度を目指します。
安全確認動作の省略
「知っているからやらなくていい」という判断で安全確認の動作を省くケースがあります。試験官は「動作が行われたか」を確認しています。分かっていても動作で示す必要があります。
本番前の練習不足
筆記の学習を優先して技能の練習が不十分なまま本番を迎えるケースです。筆記の合否通知(11月20日発送)から技能試験(11月29日)まで約9日です。筆記の学習と並行して技能の準備を進めることが必要です。
判定項目の公表タイミングと活用方法
KHKは技能試験の2日後(令和8年度は12月1日)に判定項目を公表します。これは合否結果が出る前の公表です。
合否通知が届く前に判定項目を確認することで、自分の作業が適切に行えていたかを振り返ることができます。翌年度に再受験する場合は、この判定項目が準備の出発点になります。
また、今年度の判定項目は来年度の試験準備にも参考になります。過去の判定項目の積み重ねが「どこが重視されているか」を把握するための材料になります。
まとめ
- KHKが公表するのは「採点基準(点数)」ではなく「判定項目(評価観点)」
- 評価の観点:作業手順の正確さ・安全確認の実施・施工の品質の3点が中心
- 安全確認は「知っているから省略」ではなく、動作として必ず実施する
- 技能の準備は筆記の合否通知を待ってから始めると間に合わない。早めに並行して進める
- 判定項目は試験2日後に公表。合否確認前に振り返りに使える
技能試験の内容・実施形式については別記事「液化石油ガス設備士 技能試験の内容と合格基準」も参考にしてください。
作成日:2026-10-27 / 出典:KHK 高圧ガス保安協会(令和8年度受験案内書・判定項目)
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