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液化石油ガス設備士の筆記試験は「法令」と「配管理論等」の2科目です。
このうち法令は、液石法(液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律)・施行令・施行規則の条文を読んで覚えるという学習の方向性が明確な科目です。この記事では、法令の出題範囲・問われ方・対策の進め方を整理します。
法令科目の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 問題数 | 15問 |
| 試験時間 | 60分 |
| 合格基準 | 60%程度(9問以上) |
| 出題形式 | 5択の択一式 |
出典:KHK受験案内書(令和8年度版)
法令の出題範囲:液石法を中心に3つの法令から出題
法令科目で問われる法令は主に次の3つです(KHK公式テキストおよび過去問より)。
1. 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律(液石法)
液化石油ガス設備士の職務・免状・技術上の基準などが定められています。「設備士が行う工事の範囲」「免状の携帯義務」「設備士でなければできない作業」など、資格者の職務に直接関わる条文が出題されます。
2. 液石法施行令・液石法施行規則
液石法の具体的な手続き・基準・数値が規定されています。「供給設備の技術上の基準」「消費設備の技術上の基準」など、現場の施工基準に関わる条文が出題されます。
3. 高圧ガス保安法関連
LPガスは高圧ガスとしての規制も受けます。高圧ガス保安法の中で液化石油ガスに関係する部分が問われる場合があります(KHK公式過去問より)。
法令問題の出題パターン
法令科目の問題には、繰り返し出題されるパターンがあります。過去問から確認できる主なパターンを整理します。
条文の言い換え問題
条文の内容を別の言葉で表現した選択肢が正解かどうかを問う問題です。「条文の趣旨が正しく表現されているか」を理解していないと解けません。「正しいものはどれか」「誤っているものはどれか」の形式で出題されます。
数値・期限の問題
「提出期限は何日以内か」「何m以上離すか」といった具体的な数値を問う問題です。施行令・施行規則に規定されている数値が問われます。
設備士の職務範囲を問う問題
「設備士でなければできない工事はどれか」「設備士の監督のもとで補助できる作業はどれか」という職務範囲の問題です。液石法37条の2前後の条文が出題の根拠になります。
法令の対策:「条文を読む→覚える」を繰り返す
ステップ1:過去問で出た条文の範囲を把握する
KHK公式の過去問を解き、「どの条文を問われたか」を把握します。同じ条文が繰り返し出題されている場合、その条文は確実に覚えます。
ステップ2:条文の原文を確認する
問題文の言い換えを理解するために、条文の原文を読みます。e-Gov(法令データ提供システム)で液石法・施行令・施行規則を無料で確認できます。
ステップ3:「誤り選択肢のどこが誤りか」まで確認する
正解を選ぶだけでなく、不正解の選択肢が「条文のどの部分を変えた誤りか」を確認します。数値を変えた選択肢・主語を変えた選択肢など、変形パターンを把握しておくと本番で対応しやすくなります。
配管理論等との違い:法令は「暗記が中心」
配管理論等は技術知識と計算問題が混在しており、理解と暗記の両方が求められます。一方、法令は「条文に何が書かれているか」を覚えることが中心で、学習の方向性がシンプルです。
「法令は暗記系だから後回しにする」という受験者もいますが、問題数が15問と多く、合否に与える影響は大きいです。配管理論等の学習と並行して、法令の対策も早めに進めることをお勧めします。
まとめ
- 法令科目は15問・60分。合格基準は60%程度(9問以上)
- 出題範囲:液石法・施行令・施行規則が中心。高圧ガス保安法の一部も出題
- 出題パターン:条文の言い換え・数値の問い・設備士の職務範囲の3種類が主体
- 対策:過去問で頻出条文を把握→原文を読む→誤り選択肢の変え方まで確認
- 条文はe-Govで無料確認できる
配管理論等の出題範囲については別記事「液化石油ガス設備士の「配管理論等」は何が出るか」で整理しています。
作成日:2026-10-27 / 出典:KHK 高圧ガス保安協会(令和8年度受験案内書・過去問)
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