訪問介護の褥瘡予防研修、体位変換・スキンケア・発見時の報告手順。

介護

すぐにご利用されたい方は、こちらからどうぞ。
▶ 訪問介護の法定研修キット(褥瘡予防テーマ収録)

褥瘡(床ずれ)は、同じ体位で長時間寝ていることで皮膚や皮下組織が圧迫・損傷されて起きます。訪問介護の職員は医療行為を行いませんが、褥瘡の早期発見・予防的なケア・報告は重要な役割です。研修では「褥瘡を作らない」という視点と「疑いを発見したら迷わず報告する」という行動を学びます。

褥瘡が起きやすい部位と原因

骨が突出しており皮下組織が薄い場所に起きやすいです。仰向けの場合は仙骨部(お尻の中央)・踵(かかと)・後頭部、横向きの場合は大転子(腰骨の横)・膝の内側・肘・耳が好発部位です。

褥瘡を予防するための訪問介護の関わり

ケアの種類 内容
体位変換 同じ体位で2時間以上寝ていると圧迫が続く。ケアプランに体位変換の指示がある場合は指示に従って実施する〔⚠️体位変換の頻度・方法はケアプランまたは看護師の指示を確認〕
皮膚の観察 入浴介助・清拭・おむつ交換のたびに骨突出部の皮膚を確認する。発赤・皮膚の変色・硬さの変化・水疱があれば報告する
スキンケア 皮膚が乾燥しないよう保湿する。失禁がある場合は皮膚が常に湿った状態にならないよう注意する
栄養・水分の確認 栄養状態が悪いと皮膚が脆くなり褥瘡ができやすい。食欲低下・体重減少が続く場合はケアマネ・訪問看護に報告する

褥瘡の疑いを発見したときの対応

発見の状態 対応
皮膚が赤くなっている(圧迫を解除すると消える) 圧迫部位への荷重をなくす体位に変える。事業所・ケアマネに報告する
赤みが消えない・皮膚が硬い・黒ずんでいる 訪問介護員が処置を行ってはいけない。すぐに事業所・ケアマネ・訪問看護師に連絡する
水疱・びらん・開放創がある 医療的処置が必要。職員は患部に触れず、訪問看護師・医師への連絡を事業所に依頼する

褥瘡の処置・判断は医療職の役割です。訪問介護員が「これくらいなら大丈夫」と判断して放置すると、短時間で悪化することがあります。「気になったら迷わず報告する」という行動を研修で徹底することが重要です。

研修全体の体系については「訪問介護の法定研修、何を何回やればいいか。」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問介護の法定研修キットからどうぞ。

すぐにご利用されたい方は、こちらからどうぞ。
▶ 訪問介護の法定研修キット(褥瘡予防テーマ収録)

出典:「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)。詳細は必ず原文および都道府県の担当窓口でご確認ください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

ご質問はメールで。電話・面談はしていません。

fufumumu_designをフォローする
介護
fufumumu_designをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました