労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)|PDCAサイクルとリスクアセスメントの仕組み

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労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)は、事業者が自発的に安全衛生対策を継続的に改善するためのPDCAサイクルに基づく仕組みです。厚生労働省の「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」(2006年改正)に基づき、認定・指針に適合した運用が求められます。

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OSHMSとは

OSHMS(Occupational Safety and Health Management System:労働安全衛生マネジメントシステム)は、事業場の安全衛生水準を継続的に向上させるための経営管理の枠組みです。ISO 45001(国際規格)や厚生労働省指針に基づく運用が一般的です。

PDCAサイクルの仕組み

段階 内容
P(Plan:計画) 安全衛生方針の策定・目標設定・危険性または有害性の調査(リスクアセスメント)・実施計画の作成
D(Do:実施) 計画した対策・教育・健診等の実施
C(Check:評価) 実施状況の確認・測定・内部監査・目標の達成度評価
A(Act:改善) 評価結果に基づく問題点の修正・次のサイクルへの反映

OSHMSの主な要素(厚生労働省指針)

  • 安全衛生方針:トップマネジメントが表明し、全員に周知する
  • 危険性・有害性の調査(リスクアセスメント):作業場のリスクを特定・評価し、優先度に従って対策を実施
  • 安全衛生目標・計画:方針に基づいた具体的な目標と実施計画
  • 実施体制の整備:担当者の明確化・責任の割り当て
  • システム監査:年1回以上の内部監査・外部審査(認証取得の場合)

リスクアセスメントとの関係

OSHMSの中心的な活動がリスクアセスメントです。化学物質だけでなく、機械・設備・作業方法・職場環境のあらゆる危険性・有害性を対象として、以下のステップで実施します。

  1. 危険性・有害性の特定
  2. リスクの見積り(頻度×重篤度)
  3. リスクの評価(許容範囲の判断)
  4. リスク低減措置の検討・実施
  5. 記録・見直し

試験での出題ポイント

  • OSHMSはPDCAサイクル(Plan→Do→Check→Act)が基本
  • 「安全衛生方針」はトップが表明するもの→衛生管理者だけが決めるのではない
  • システム監査は「年1回以上」が目安
  • リスクアセスメントは「危険性・有害性の特定→リスクの見積り→評価→対策」の順

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出典:
・厚生労働省「労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針」(平成18年3月10日改正)
・労働安全衛生法 第28条の2(危険性または有害性等の調査等)

最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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