問題をすぐに解いてみたい方は、こちらのアプリをご利用ください。
▶ 二級ボイラー技士 過去問アプリ(無料)
ビルメンテナンスでボイラー技士として働く場合、夜勤・宿直がある施設とない施設に分かれます。職場選びの前に夜間業務の実態を把握しておくことで、自分に合った働き方を選べます。
夜勤・宿直がある施設とない施設の違い
| 施設の種類 | 夜間業務 | 理由 |
|---|---|---|
| 病院・介護施設 | あり(宿直) | 24時間稼働。給湯・暖房を止められない |
| ホテル・旅館 | あり(夜勤) | 宿泊客がいる時間帯は給湯を確保する必要がある |
| 工場・製造業 | あり(交替制) | 24時間生産の場合はボイラーも常時稼働 |
| オフィスビル | 少ない | 業務時間内の稼働が中心。夜間は停止 |
| 学校・公共施設 | ほぼなし | 平日昼間の稼働が中心 |
宿直と夜勤の違い
ビルメンの夜間業務には「宿直」と「夜勤」があります。それぞれ働き方が異なるため、事前に確認が必要です。
宿直
宿直は、施設に泊まり込んで緊急対応に備える勤務形態です。夜間は仮眠室で休むことができ、何かあれば起きて対応します。宿直勤務中は通常の労働時間に含まれない部分(「断続的労働」)があり、労働基準監督署の許可を受けた施設では宿直扱いの割増賃金が発生しないケースもあります。
夜勤
夜勤は、夜間時間帯(例:22時〜翌6時)に通常通りの業務を行う勤務形態です。夜間は深夜割増賃金(25%増)の対象になります。病院や工場の夜勤ボイラーマンは、夜間も定期的な巡回・記録を行います。
宿直の具体的な流れ(病院の例)
- 夕方に日勤者から引き継ぎを受ける(ボイラーの状態・特記事項)
- 夜間定期巡回(2〜3回):圧力・水位・燃焼状態を確認、記録を残す
- 仮眠(警報装置が鳴ったら起床して対応)
- 朝の点検・始業前準備
- 日勤者への引き継ぎ
異常がなければ夜間の実働は少ないですが、緊急対応が発生するとまとまった時間が必要になります。
夜勤・宿直をこなす上での実務的なポイント
警報の種類を覚えておく
ボイラーには圧力異常・低水位・燃焼異常など複数の警報装置があります。夜間に警報が鳴ったとき、種類によって対処が異なります。まず何の警報かを把握し、マニュアル通りに対応することが求められます。
低水位時の対応を間違えない
低水位警報が鳴ったとき、焦って給水ポンプを動かすだけでは対応が不十分なことがあります。ボイラーが過熱している状態で急冷水を入れると破損につながるため、まずボイラーを停止させてから状況を確認するのが基本です。
一人夜勤の場合はマニュアルを手元に置く
宿直者が1人の施設では、夜間に誰にも聞けない状況が起きます。緊急連絡先・対処手順書を確実に把握しておくことが、安全な夜勤の前提です。
夜勤・宿直に対するお金の話
夜勤・宿直がある職場では、手当や割増賃金が付くため、日勤のみの職場と比べて月収が高くなる傾向があります。宿直1回あたり3,000〜8,000円程度の宿直手当を設定している施設が多く、月に10回宿直があれば月3〜8万円の上乗せになります。夜間のほとんどを仮眠に充てられる宿直は、実働が少ない分だけ稼ぎやすい勤務形態と言えます。
一方、生活リズムが乱れやすいデメリットもあります。宿直明けの翌日が休みになっているかどうか(「明け休み」)は、求人票で必ず確認しておくべき点です。
試験に出る夜間業務関連の知識
二級ボイラー技士の試験では、夜間業務そのものは出題されませんが、ボイラーの運転・停止・緊急時の対応は頻出テーマです。低水位時の処置や燃焼異常への対応は「取扱いに関する知識」の科目で出題されます。試験勉強で学ぶ内容は、そのまま夜勤での実務知識に直結します。
出典:ボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)・安全衛生技術試験協会 公表試験問題
作成:fufumumu_design|更新:2026年11月
問題をすぐに解いてみたい方は、こちらのアプリをご利用ください。
▶ 二級ボイラー技士 過去問アプリ(無料)


コメント