情報機器作業(VDT作業)ガイドライン|連続作業1時間・照度500ルクス・健康診断

第一種衛生管理者の試験全体については、こちらの記事もご参照ください。
▶ 第一種衛生管理者 試験ガイド(概要・合格率・勉強法)

情報機器作業(VDT作業)に関するガイドラインは2019年(令和元年)に改定され、スマートフォン・タブレットを含む情報機器全般に拡大されました。試験では1日の連続作業時間の制限・休憩の頻度・健康診断の対象と内容が出題されます。

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ガイドラインの対象と改定のポイント

2019年(令和元年)7月に「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が策定されました(旧VDT作業ガイドラインの全面改定)。

  • 対象機器:パソコン・タブレット・スマートフォン・デジタルサイネージ等の情報機器全般
  • 在宅勤務(テレワーク)も対象に含める
  • 作業区分に応じた対策の差別化(高負荷型・低負荷型)

作業時間・休憩の管理(ガイドライン第4条)

一連続作業時間と休憩の取り方について、以下の基準が示されています。

項目 基準
一連続作業時間 1時間を超えないこと
休憩時間 一連続作業後に10〜15分の休憩を設ける
小休止 1時間の作業中に1〜2回の小休止(数分程度)

作業環境管理(ガイドライン第3条)

  • 照明・照度:ディスプレイ画面上の照度500ルクス以下、書類・キーボード上は300ルクス以上
  • グレア防止:光源・窓からの直接反射を防ぐ。ディスプレイは窓と直角に配置することが望ましい
  • ディスプレイの位置:目との距離40cm以上、目線よりやや下に設置

健康診断

情報機器作業に係る健康診断は、次の区分で実施します。

区分 対象・頻度
配置前健診 情報機器作業に配置する際
定期健診 1年以内ごとに1回(一定の作業区分に該当する者)

健診の主な検査項目:業務歴の調査・視力検査(遠距離・近距離・屈折検査)・眼科的検査・上肢・頸肩部の他覚的所見

情報機器作業の健康障害

  • 眼の疲労・眼精疲労:最も多い。ドライアイ・ピント調節疲労
  • 頸肩腕障害:筋肉緊張・腱鞘炎等。反復動作・不良姿勢が原因
  • 腰痛:長時間の静的座位姿勢
  • 精神的ストレス:作業量過多・対人関係のなさ・孤立感

試験での出題ポイント

  • 一連続作業時間:「1時間を超えない」(60分以上連続はNG)
  • 休憩:一連続作業後に10〜15分の休憩
  • 画面上の照度:500ルクス以下(書類面は300ルクス以上と逆)
  • ディスプレイと目の距離:40cm以上

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出典:
・厚生労働省「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」(令和元年7月12日)
・労働安全衛生法 第66条(健康診断)

最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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