事務所衛生基準規則のポイント。CO₂1,000ppm・照度・気積・空気環境測定

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事務所衛生基準規則(事務所則)は、事務所における空気環境・照度・換気・温度・湿度・作業環境などの基準を定めた規則です。試験ではVDT作業の照度基準、CO₂の基準値、換気の頻度、作業場の空間容積などの数値が出題されます。

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事務所の空気環境基準

項目 基準値 根拠
浮遊粉じん 0.15mg/m³以下 事務所則第5条
一酸化炭素(CO) 10ppm以下(50ppm以下でも許容の場合あり) 事務所則第5条
二酸化炭素(CO₂) 1,000ppm以下 事務所則第5条
ホルムアルデヒド 0.1mg/m³以下(0.08ppm以下) 事務所則第5条
温度 17℃以上28℃以下(冷房は外気より著しく低くしない) 事務所則第5条
湿度 40〜70% 事務所則第5条

照度の基準

事務所内の照度は、精密な作業・普通の作業・粗な作業のそれぞれに基準が定められています。

作業の区分 照度の基準
精密な作業(組立・選別・製図等) 300ルクス以上
普通の作業(事務・一般的なデスクワーク) 150ルクス以上
粗な作業(倉庫作業・包装等) 70ルクス以上

換気と気積の基準

気積(1人あたりの空間)

設備による換気がない事務室では、労働者1人あたり10m³以上の気積(空間の容積)が必要です(事務所則第3条)。ただし天井高が4m以上の場合は4mで計算します。

機械換気設備(空調)がある場合

空気調和設備を設ける事務所では、以下の管理が必要です(事務所則第9条)。

  • 2か月以内に1回、機械換気設備の点検・整備
  • 空気環境の測定は2か月以内に1回

休憩設備・清潔保持

項目 基準
休憩の設備 常時50人以上または常時女性30人以上の事務所は休憩室・休憩所を設置
便所 男女別に設置(同一便所で男女を別にする場合は施錠等で区別)
洗眼設備 有害物取扱業務に必要(事務所でも毒性物質取扱がある場合)

VDT作業(ディスプレイ作業)の衛生基準

VDT(Visual Display Terminal)作業については、厚生労働省の「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」で基準が定められています。

項目 基準
照度 ディスプレイの画面上の輝度と周辺の照度差を少なくする。書類・キーボードで500ルクス以下
作業時間 1日の作業時間を8時間以下。1連続作業は1時間を超えないよう・10〜15分の休止(休憩ではなく他の業務への転換)
視距離 ディスプレイと目の距離は40cm以上を保つ
健康診断 配置前・定期(1年以内に1回)の眼科的検査など

試験での出題ポイント

  • CO₂基準:1,000ppm以下(この数値は頻出)
  • 照度:精密300・普通150・粗70(「3・1.5・0.7」の比率で記憶)
  • 空気環境測定:2か月以内に1回(健診の6か月より短い)
  • 気積:1人あたり10m³以上(換気設備がない場合)
  • VDT:1連続作業は1時間以内・視距離40cm以上・書類照度500ルクス以下

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出典:
・事務所衛生基準規則 第3条・第5条・第9条
・厚生労働省「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」

最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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