二級ボイラー技士試験【関係法令】科目攻略法と頻出の数値・用語まとめ

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二級ボイラー技士の試験4科目の中で「関係法令」は、暗記中心の科目です。出題パターンが繰り返されるため、覚えるべき数値と条文のポイントを把握すれば得点源にしやすい科目です。

関係法令科目の出題構成

関係法令は10問構成です。出題される法令の範囲は以下のとおりです。

  • 労働安全衛生法(ボイラー技士の免許・就業制限)
  • ボイラー及び圧力容器安全規則(ボイラー則)
  • ボイラーの設置・変更・検査・廃止に関する規定
  • 取扱作業主任者の選任・職務・掲示
  • 定期自主検査の実施義務

試験では条文を一字一句覚える必要はなく、「何が義務か・どのような場合に何をしなければならないか」という骨格を把握することが重要です。

頻出の数値一覧

法令科目では、数値を問う問題が繰り返し出題されます。以下は特に重要なものです。

テーマ 数値・条件
二ボ技士が主任者になれる伝熱面積 25㎡未満(貫流ボイラーのみは500㎡未満)
一ボ技士が主任者になれる伝熱面積 500㎡未満
ボイラー技士が不要な「小型ボイラー」の条件 胴内径750mm以下かつ長さ1,300mm以下(または伝熱面積3㎡以下)
安全弁(2個以上の場合):1個目の調整圧力 最高使用圧力以下
安全弁(2個以上の場合):2個目の調整圧力 最高使用圧力の1.03倍以下
定期自主検査の実施間隔 1か月以内ごとに1回(ボイラー則 第32条)
定期自主検査の記録保存期間 3年間
性能検査の有効期間(蒸気ボイラー) 原則1年(特別の場合は最大2年)
設置報告の提出時期 設置後10日以内(ボイラー則 第12条)

就業制限に関するよく出る問題パターン

労働安全衛生法施行令では、ボイラーの取り扱いに就業制限を設けています。「このボイラーを扱うには、どのレベルの資格が必要か」という問題が頻出です。

  • 伝熱面積の合計が25㎡以上のボイラーを扱う場合:一ボ技士以上が必要
  • 伝熱面積の合計が500㎡以上のボイラーを扱う場合:特級が必要
  • 小規模ボイラー(技能講習修了者でよい場合)の条件を問う問題

「二ボ技士が取扱作業主任者になれない状況」を聞く問いもあります。25㎡以上の施設で二ボ技士を主任者にしようとした場合、正しくは一ボ以上が必要というケースです。

検査制度の分類と覚え方

ボイラーの検査には複数の種類があります。それぞれの名称・実施タイミング・誰が行うかを整理します。

検査の種類 実施タイミング 実施者
製造時検査 製造が完了したとき 労働基準監督署長または登録検査機関
設置時検査(落成検査) 設置工事が完了したとき 労働基準監督署長または登録検査機関
性能検査 検査証の有効期間満了前 登録検査機関(または労働基準監督署長)
定期自主検査 1か月以内ごとに1回 事業者(資格不要)

設置・変更・廃止に関する届出の流れ

ボイラーを設置・変更・廃止する際には、所轄の労働基準監督署長への届け出・報告が必要です。

  • 設置(ボイラー室に新たに設置する前):設置届を事前に提出する(ボイラー則 第10条)
  • 落成後の報告(設置後10日以内):設置報告書を提出し、落成検査を受ける
  • 変更(構造・位置の変更):変更届を事前に提出する
  • 廃止:使用廃止報告書を廃止後10日以内に提出する

「事前届出か・事後報告か」「10日以内か・30日以内か」という点が問題になります。ボイラーの設置は「事前に届出」、廃止は「10日以内に報告」と覚えてください。

法令科目の得点戦略

法令科目は暗記が中心のため、他の科目(構造・取扱い・燃焼)に比べて学習スタートから効果が出やすいです。過去問を繰り返すことで出題パターンが見えてきます。以下の手順で取り組むと効率的です。

  1. 数値表(上記の一覧)を手元に置きながら過去問を解く
  2. 間違えた問題の根拠となる条文を確認する(e-Gov法令検索で検索可能)
  3. 選択肢の言い換えパターン(「10日」を「30日」に変えるなど)を意識して覚える
  4. 本番直前に数値表を再確認する

法令科目は4問以上(40%)取ることが合格条件です。過去問3〜4回分を繰り返せば、法令科目での足切りを防げる水準には十分到達できます。


出典:労働安全衛生法・ボイラー及び圧力容器安全規則(e-Gov法令検索)・安全衛生技術試験協会 公表試験問題
作成:fufumumu_design|更新:2026年11月

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この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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