屋内消火栓設備・スプリンクラー設備には商用電源が停電したときでも動作できるよう非常電源の設置が義務付けられています。非常電源の種類は蓄電池設備・自家発電設備・燃料電池設備の3つで、加圧送水装置(ポンプ)を有効に作動させるための容量(60分以上)が法定されています(消防法施行規則第12条・第14条)。
作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月28日/数字の出典は各表の下に記載しています。
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非常電源の種類
| 種類 | 仕組み | 特徴 |
|---|---|---|
| 蓄電池設備 | 充電した蓄電池から直流電力を供給し、インバーターで交流に変換してポンプを動かす | 停電直後から即座に起動できる。容量が有限 |
| 自家発電設備 | ディーゼルエンジン等で発電機を回して交流電力を生成する | 長時間の供給が可能。起動に数十秒かかる場合がある |
| 燃料電池設備 | 水素と酸素の化学反応で発電する | 排熱利用が可能。大規模建物の採用例あり |
出典:消防法施行規則第12条(屋内消火栓)・第14条(スプリンクラー)(2026年10月28日に確認)
非常電源の必要容量
| 設備の種類 | 非常電源の容量 | 根拠条文 |
|---|---|---|
| 屋内消火栓設備 | 有効に60分以上作動できる容量 | 消防法施行規則第12条第1項第9号 |
| スプリンクラー設備 | 有効に60分以上作動できる容量 | 消防法施行規則第14条第1項第11号 |
非常電源が不要な場合
次の条件を満たす場合は非常電源の設置が免除または緩和される場合があります。
- 加圧送水装置が内燃機関(エンジン駆動)を使用している場合(商用電源に依存しないため)
- 高架水槽方式で自然流下により放水できる設計の場合(ポンプ不要)
試験に出るポイント
| 問われる内容 | 答え |
|---|---|
| 非常電源の種類(3つ) | 蓄電池設備・自家発電設備・燃料電池設備 |
| 屋内消火栓設備の非常電源容量 | 有効に60分以上作動できる容量 |
| スプリンクラー設備の非常電源容量 | 有効に60分以上作動できる容量 |
| 非常電源が不要になる加圧送水装置の方式 | 内燃機関(エンジン)を動力とする方式 |
まとめ
屋内消火栓・スプリンクラーの非常電源は蓄電池・自家発電・燃料電池の3種で、容量は「有効に60分以上」が施行規則で定められています。エンジン駆動の加圧送水装置を採用した場合は非常電源が不要になります。加圧送水装置の3方式(ポンプ・圧力タンク・高架水槽)の詳細は加圧送水装置の3方式と選択基準にまとめています。
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