訪問入浴介護の季節性感染症対応、ノロウイルス・インフルエンザの予防と発生時の手順。

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訪問入浴介護の利用者は高齢者が中心で、免疫機能の低下により冬季の感染症に特にかかりやすい状態です。ノロウイルスによる感染性胃腸炎・インフルエンザは、職員が感染源になる場合もあるため、利用者の保護と同時に職員自身の体調管理が重要です。感染症が疑われる場合の入浴可否判断・サービス提供の中断と再開の判断基準を事業所で統一しておくことが必要です〔⚠️感染症の発生時対応は自治体への報告義務の有無も確認する〕。

主な季節性感染症と入浴時の対応方針

感染症 主な症状 入浴時の対応方針
ノロウイルス(感染性胃腸炎) 嘔吐・下痢・腹痛・発熱 嘔吐・下痢症状がある場合は入浴を中止し清拭に切り替える。症状消失後48時間以上経過するまでは入浴を見合わせることが一般的な目安〔⚠️症状の判断は看護職員と担当ケアマネジャーで行う〕
インフルエンザ 高熱・倦怠感・頭痛・筋肉痛 発熱(38℃以上)がある場合は入浴を中止する。解熱後2日間程度は入浴を見合わせることが一般的な目安。インフルエンザと診断された場合はケアマネジャーへ報告する
RSウイルス・その他呼吸器感染症 発熱・咳・鼻汁 SpO2・呼吸状態の悪化がある場合は入浴中止。軽症の場合は看護職員の判断のもとで実施可否を決定する

職員自身の感染予防・体調管理

場面 対応のポイント
出勤前の体調確認 37.5℃以上の発熱・嘔吐・下痢症状がある場合は出勤しない。管理者に早めに報告し代替職員を手配する
手洗い・手指消毒 訪問先への出入り時・ケア前後・食事前後に手洗いまたはアルコール手指消毒を徹底する
インフルエンザ予防接種 毎年秋に予防接種を受けることを推奨する。接種費用の事業所補助について管理者に確認する
マスク着用 感染症流行期は訪問中のマスク着用を標準化する

ノロウイルス嘔吐物の処理手順

利用者宅で嘔吐が発生した場合は、素手で触れずに使い捨てガウン・手袋・マスク・ゴーグルを着用して処理します。嘔吐物は0.1%次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭き取り、ビニール袋に密封して廃棄します。処理後は石けんによる手洗いを徹底します。浴槽・機材の消毒については「訪問入浴介護の浴槽衛生管理」、感染症対策全般については「訪問入浴介護の感染症対策」もご覧ください。

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出典:厚生労働省「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」(令和6年3月改訂)・各種介護関連の公開情報に基づく一般的な知見。感染症の発生時は自治体の指示に従って対応してください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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