訪問介護のリスクマネジメント、ヒヤリハット収集と事故防止委員会の進め方。

介護

すぐにご利用されたい方は、こちらからどうぞ。
▶ 訪問介護の法定研修キット(リスクマネジメントテーマ収録)

訪問介護のリスクマネジメントとは、事故が起きる前に予防策を取り、起きてしまった場合の被害を最小化する取り組みです。省令では事故発生防止のための指針の整備・委員会の開催・職員への研修・ヒヤリハット事例の収集・分析が求められています〔⚠️省令の原文で確認してください〕。

ヒヤリハットとは何か

「ヒヤリハット」とは、事故には至らなかったが「ひやっとした」「はっとした」出来事のことです。1件の重大事故の背景には29件の軽微な事故、300件のヒヤリハットがあるとされるハインリッヒの法則が有名です。ヒヤリハットを積極的に収集・分析することで、重大事故を事前に防ぐことができます。

ヒヤリハット報告書に書く内容

記載項目 内容
発生日時・場所 いつ・どこで(部屋・場所の具体的な記載)
発生状況 何をしていたとき・どんな状況で起きたか
ヒヤリハットの内容 「何が起きたか(または起きそうになったか)」を具体的に
その場での対応 実際にどう対応したか
原因の考察 なぜ起きたか(環境・手順・利用者の状態・職員の行動等)
再発防止策 次回から何を変えるか

事故防止委員会の進め方

省令では事故発生防止のための委員会(または相当の体制)を定期的に開催することが求められています〔⚠️省令・解釈通知で頻度・構成員を確認〕。形式的な開催では意味がなく、収集したヒヤリハット・事故事例を分析して再発防止策を議論することが重要です。

委員会で確認すること 内容
ヒヤリハット・事故の集計 前回委員会以降に発生した件数・種類・場面の傾向を確認する
要因分析 「なぜ起きたか」を人・物・環境・手順から掘り下げる
対策の決定と周知 対策を決め、全職員に周知する。周知した記録を残す
前回対策の振り返り 前回決めた対策が実行されているか・効果があったかを確認する

研修全体の体系については「訪問介護の法定研修、何を何回やればいいか。」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問介護の法定研修キットからどうぞ。

すぐにご利用されたい方は、こちらからどうぞ。
▶ 訪問介護の法定研修キット(リスクマネジメントテーマ収録)

出典:「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)。詳細は必ず原文および都道府県の担当窓口でご確認ください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

ご質問はメールで。電話・面談はしていません。

fufumumu_designをフォローする
介護
fufumumu_designをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました