消防設備士試験は、複数の類・種別を同一日に受験できる制度があります。乙6受験者が乙7・乙4等を同時受験する場合、保有免状の種類によって「法令(共通)」6問と「基礎的知識」の科目が免除されます。この免除を活用することで学習負担を大幅に減らせます。
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▶ 消防設備士 乙種第6類 問題集
複数類の同日受験は消防試験研究センターの制度で可能
消防試験研究センターでは、同一の試験日に複数の消防設備士試験を受験する「複数受験」を認めています。ただし、同一の試験日に受験できるのは2種類までが一般的です(開催都道府県・試験回によって異なる場合があります)。申し込み時に複数受験を希望する旨を選択し、それぞれの受験料を納付します。
受験を申し込む際は、消防試験研究センターのWebサイトで各都道府県の試験スケジュールを確認してください。同日に2種類が設定されている場合は、申し込み画面で選択できます。
乙6と乙7を同日受験する場合の科目免除
消防設備士の試験科目は「法令(共通)」「法令(類別)」「基礎的知識」「構造機能整備」「実技(鑑別)」から構成されます。すでに消防設備士免状を保有している場合は、次の科目が免除されます(消防法施行規則第33条の7)。
| 免除条件 | 免除される科目 |
|---|---|
| 消防設備士免状(いずれかの類)を保有 | 法令(共通)6問の免除 |
| 消防設備士甲種1〜5類を保有(電気工事士等も対象) | 基礎的知識(電気または機械)の免除 |
乙6を先に取得し、乙7を受験する場合:法令(共通)6問が免除されます(残りは法令類別4問・基礎的知識5問・構造機能整備15問・実技5問)。
逆に乙7を先に取得し、乙6を受験する場合も同様に法令(共通)6問が免除されます。
乙6と乙4の同日受験における注意点
乙4(自動火災報知設備の整備・点検)は乙6と試験科目の性格が異なります。乙4の基礎的知識は電気系(電気回路・電流・電圧・変流器等)が中心です。乙6の基礎的知識は機械系(てこ・滑車・流体・力学)が中心です。両方の科目を並行して学ぶ場合は、分野が異なるため混乱しないよう注意が必要です。
乙6を保有した状態で乙4を受験すると法令(共通)が免除になるため、乙4の受験科目が減ります。同日受験の場合は、乙6の受験料と乙4の受験料がそれぞれ必要です(2種類分の受験料が発生します)。
免除申請の手続き
試験の科目免除を受けるには、申し込み時に免除の申請が必要です。
- 消防試験研究センターのWebサイトでの申し込みの場合:画面上で免除する科目の選択が求められます。
- 願書による申し込みの場合:願書の所定欄に保有免状の種別と交付年月日を記入します。
- 試験当日:保有免状(または電気工事士免状等)を持参し、受付時に確認を受けます。
申し込み後の科目免除の変更は原則できないため、申し込み前に保有資格と免除条件を正確に確認することをおすすめします。
同日受験の学習効率の上げ方
乙6と乙7を同日受験する場合、重複して学べる部分と独立して学ぶ部分を整理することが効率的です。
| 学習内容 | 乙6 | 乙7 | 重複度 |
|---|---|---|---|
| 法令(共通) | ○ | ○ | 完全に同じ(免除可) |
| 法令(類別) | 消火器の規制 | 漏電火災警報器の規制 | なし |
| 基礎的知識 | 機械系(力学) | 電気系(電流・変流器) | ほぼなし |
| 構造機能 | 消火器の構造・点検 | 漏電火災警報器の構造 | なし |
| 実技(鑑別) | 消火器部品 | 漏電火災警報器部品 | なし |
法令(共通)は1回学べば両方に使えるため、同日受験のメリットが大きいです。ただし法令(類別)から構造機能まではほぼ独立した内容のため、合計学習時間はそれほど短縮されないことも念頭に置いてください。
まとめ
乙6と乙7・乙4の複数受験は消防試験研究センターの制度で可能です。一方の免状を保有している場合、もう一方の受験時に法令(共通)6問が免除されます(消防法施行規則第33条の7)。申し込み時に免除申請が必要です。同日受験で効率化できるのは主に法令(共通)の学習コストであり、法令(類別)・基礎的知識・構造機能は各類の独立した学習が必要です。
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