危険物乙4の受験者数・合格者数の推移と試験統計【2024年最新】

危険物乙4の受験者数・合格者数の推移と試験統計【2024年最新】 資格

危険物乙4は年間受験者数が最多の国家資格のひとつです。受験者数・合格者数・合格率の推移と年代別・職種別データを整理しました。これから受験する方の見通しに役立ててください。

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乙4の受験者数・合格者数の概況

消防試験研究センターが毎年公表している試験統計(危険物取扱者試験の実施状況)によると、危険物取扱者乙4種(乙種第4類)は毎年最多の受験者数を誇る試験です。

近年の傾向(概数):

  • 年間受験者数:約200,000〜250,000人前後(全類の中で最多)
  • 合格率:35〜40%前後(年度によって多少変動)
  • 合格者数:約80,000〜100,000人前後

乙4は全国でほぼ毎月(CBT試験のため週単位で)実施されており、受験しやすい環境が整っています。これが受験者数が多い理由のひとつです。

合格率の推移(年度別)

乙4の合格率は年度によって多少変動しますが、概ね35〜40%の範囲で安定しています。

年度(概算) 受験者数(概数) 合格率
2019年度 約230,000人 約38%
2020年度(コロナ禍) 約160,000人(減少) 約38%
2021年度 約200,000人 約38%
2022年度 約220,000人 約38%
2023年度 約230,000人 約37%

上記数値は消防試験研究センターが公表する統計資料の概数です。正確な数字は消防試験研究センター公式サイト(www.shoubo-shiken.or.jp)で確認してください。

乙4の合格率が約37〜38%の意味

約37〜38%という合格率は「3人に1人が合格する」という水準です。国家資格の中では比較的取りやすい部類に入りますが、無勉強では合格できません。

合格率が低い理由のひとつは「準備不足のまま受験する人が多い」ことです。法令・物化・性質消火の3科目すべてで60%以上を取る必要があるため、特定の科目が苦手だと不合格になります。

適切な学習(40〜100時間程度)を経て試験に臨んだ受験者の合格率はかなり高く、しっかり準備した人にとっては十分取りやすい資格です。

不合格の主な理由(統計的傾向)

乙4で不合格になる主な理由は次のとおりです。消防試験研究センターが科目別の合格率を公表しているわけではありませんが、受験者からの声・参考書の出版データから傾向が見えます。

  • 法令で60%未満:覚える数字・用語が多く、あいまいな理解のまま受験した場合に落ちやすい科目
  • 物理化学で60%未満:化学が苦手な受験者が最も苦労する科目。計算問題・燃焼の原理の理解不足
  • 性質消火で60%未満:品目別の特性・消火方法の組み合わせを誤りやすい

3科目すべてで60%以上という基準のため、1科目でも不合格になると全体が不合格になります。苦手科目を放置せず、満遍なく対策することが重要です。

CBT試験への移行と受験環境の変化

乙4は従来の紙ベースの試験(会場試験)からCBT(コンピューター・ベースド・テスト)に移行しました。CBT化によって受験環境が大きく改善されています。

  • 試験日の柔軟性:全国のテストセンターで年間を通じて受験できる(以前は都道府県ごとに特定の日程のみ)
  • 試験結果の早期確認:試験終了後にすぐに合否が分かる(即時結果表示)
  • 近くのテストセンターで受験可能:自宅近くのテストセンターを選べる
  • 再受験の申し込み:不合格でも翌日から再受験の申し込みが可能

CBT化によって「気軽に受験できる」環境になった反面、「毎月受験できるから今月は諦めよう」という気持ちになりやすいデメリットもあります。試験日を決めてそこに向けて計画的に学習することが大切です。

年代別・職種別の受験者の傾向

消防試験研究センターの統計からわかる受験者の傾向です。

  • 10〜20代:学生・第二新卒の受験が多い。資格取得を目的に積極的に受験
  • 20〜30代:就職・転職・昇給・職場の要件を満たすための受験が多い
  • 30〜50代:既に危険物施設に勤務しており、業務上の必要性から受験するケースが多い

職種別では「石油・ガス関連業」「化学工場」「ガソリンスタンド(給油取扱所)」「倉庫・物流」の従業員が多く受験します。資格を持っていると職場での待遇(資格手当・昇進)に影響することが受験動機のひとつです。

甲種・乙種・丙種の受験者数比較

種別 年間受験者数(概数) 合格率 特徴
甲種 約20,000〜25,000人 約40〜45% 受験資格あり・全類取り扱い可能
乙4 約200,000〜250,000人 約37〜38% 最多受験者・第4類限定
乙種(4以外の各類) 各類5,000〜20,000人程度 40〜70%前後 科目免除を使うと高合格率
丙種 約10,000〜15,000人 約50〜55% ガソリン等限定・受験しやすい

乙4の受験者数が突出して多い理由は「給油取扱所(ガソリンスタンド)での必須資格」として需要が高いことが主要因です。

試験統計の活用方法

受験者数・合格率の統計は「この資格がどれほど需要があるか」「難易度はどの程度か」を知るための参考情報です。

  • 合格率37〜38%は「準備した人が合格できる難易度」を示している
  • 受験者数の多さは「求められている資格」であることを示している
  • 科目別の合格基準(各科目60%以上)を知ることで対策の方針が立てやすい

実際の試験統計(詳細なデータ)は消防試験研究センターの公式サイトで毎年公表されます。受験前に最新の合格率・実施状況を確認することをおすすめします。

試験申し込みから結果確認までの流れ

CBT試験の受験手順を把握しておくと、試験準備がスムーズになります。

  1. 消防試験研究センターの公式サイトからインターネット申請(受験料:4,600円・振り込み期間に注意)
  2. テストセンターの日時・会場を選択して予約確定
  3. 試験当日:会場で受験(試験時間2時間)
  4. 試験終了後にスコアレポートで即時結果確認(合格・不合格が分かる)
  5. 合格後:消防試験研究センターから合格通知ハガキが届く(数週間後)
  6. 免状申請:都道府県知事宛てに申請書類を提出(写真・手数料・証明書類が必要)

申し込みから受験まで2〜4週間程度かかることが多いため、試験日の逆算から学習計画を立てることをおすすめします。

まとめ

危険物乙4は年間約20万人以上が受験する最大規模の国家資格試験で、合格率は約37〜38%です。CBT化により受験環境が改善されています。3科目すべてで60%以上を取る必要があり、特定の科目が苦手な場合は不合格になるため、満遍なく対策することが重要です。試験統計は消防試験研究センターの公式サイトで公表されています。

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この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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