履歴書の「免許・資格」欄はこう書く
消防設備士乙種第6類の正式な資格名称は、「消防設備士乙種第6類」です。履歴書の免許・資格欄には、この正式名称をそのまま記載してください。
「消防設備士 乙6」「乙種第6類消防設備士」などの略称や語順の入れ替えは、免状に記載された名称と一致しないため避けます。
| 記載例 | 可否 |
|---|---|
| 消防設備士乙種第6類 取得 | 正しい |
| 消防設備士 乙6 取得 | 略称のため不適切 |
| 乙種第6類消防設備士 取得 | 語順が正式名称と異なる |
取得年月は免状の交付日を記載する
履歴書に書く「取得年月」は、合格通知書の日付ではなく、消防設備士免状の交付日を使います。免状の交付日は、免状の表面に記載されています。
合格通知が届いた日と免状の交付日は異なります。申請から交付まで数週間かかる場合があるため、免状を手元で確認してから記載してください。
免状番号は履歴書に書く必要はない
免状番号(都道府県ごとに発行される番号)は、履歴書への記載は不要です。採用担当者が確認を求める場合に備えて、面接時に免状の原本を持参してください。
甲種と乙種の違いを採用担当者に伝える一言
消防設備士には甲種と乙種があり、できる業務の範囲が異なります。採用担当者が詳しくない場合、面接で一言添えると誤解を防げます。
消防法第17条の5は、消防用設備等の整備を消防設備士の業務独占としています。乙種は整備と点検ができます。甲種はこれに加えて工事もできますが、第6類に甲種は存在しません(消防法施行令第36条の2)。消火器の工事は業務独占の対象外であるためです。
面接での補足例:「消防設備士の乙種は整備と点検ができます。第6類は消火器が対象で、第6類に甲種はありません。」
複数の乙種を持つ場合は1行ずつ記載する
複数の類を持っている場合は、1行にまとめて書かず、1資格1行で記載します。
| 記載例 | 可否 |
|---|---|
| 消防設備士乙種第4類 取得 消防設備士乙種第6類 取得 |
正しい(1行ずつ) |
| 消防設備士乙種第4・6類 取得 | まとめ書きは不適切 |
職務経歴書への書き方
職務経歴書では、保有資格の列挙にとどまらず、その資格を活かしてどのような業務を担当したかを具体的に書きます。以下は記述例です。
保有資格欄の記述例
- 消防設備士乙種第6類(20XX年XX月取得)
業務内容欄の記述例
- 消火器の外観点検・機能点検・総合点検(年2回実施)
- 粉末消火器の薬剤詰め替えおよび部品交換の整備業務
- 点検結果の記録作成および消防機関への報告書の取りまとめ
- 管理物件における消火器の設置台数の確認と能力単位の計算
担当した物件の種類(マンション・商業施設・工場など)や本数の規模を加えると、業務の具体性が高まります。
「消防設備点検資格者」との違いを押さえておく
採用担当者が「消防設備士」と「消防設備点検資格者」を混同することがあります。両者の主な違いは次のとおりです。
| 区分 | 消防設備士(乙種) | 消防設備点検資格者 |
|---|---|---|
| 根拠 | 消防法第17条の5 | 消防法施行規則第31条の6 |
| 取得方法 | 国家試験(消防試験研究センター) | 登録講習機関の講習(修了考査あり) |
| できる業務 | 整備・点検 | 点検のみ(整備は不可) |
消防設備士乙種は国家資格であり、整備まで担当できる点が消防設備点検資格者との大きな違いです。職務経歴書や面接でこの点を伝えると、業務範囲の広さが正確に伝わります。
まとめ
- 履歴書には正式名称「消防設備士乙種第6類」を使う
- 取得年月は合格通知日ではなく免状の交付日を記載する
- 免状番号の記載は不要・面接時に原本を持参する
- 第6類に甲種はないため、乙種の業務範囲(整備・点検)を面接で補足する
- 複数の類を持つ場合は1資格1行で記載する
- 職務経歴書には点検・整備の具体的な業務内容を加える


コメント