乙2の科目免除。他の消防設備士や電気工事士で何が免除になるか

乙2の科目免除。他の消防設備士や電気工事士で何が免除になるか 資格

消防設備士 乙種第2類(乙2)の科目免除は、他の消防設備士資格を持っている場合に「消防関係法令(共通科目6問)」が免除されます。電気工事士(第1種・第2種)は乙4・乙7では電気系科目の免除対象になりますが、乙2は電気設備でないため免除の対象にはなりません。

作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月20日/数字の出典は各表の下に記載しています。

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乙2で使える科目免除

消防設備士試験の科目免除の根拠は消防法施行規則第44条です。乙種試験で認められる主な免除を整理します。

保有資格 免除される科目 乙2で有効か
他の消防設備士資格(乙種または甲種) 消防関係法令(共通科目6問) 有効
電気工事士(第1種・第2種) 電気に関する基礎的知識(5問)・電気系の構造機能 無効(乙2は電気設備ではないため)

出典:消防法施行規則第44条(2026年10月20日に確認)

乙2の試験科目は消防関係法令・基礎的知識・構造機能整備・規格・鑑別の5科目です。このうち「消防関係法令」は全10問で、共通科目6問と類別科目4問に分かれています。他の消防設備士を持っている場合に免除されるのは共通科目6問で、類別(乙2固有の部分)4問は免除されません。

免除した場合としない場合の問題数の比較

科目 免除なし 免除あり(他の消防設備士保有)
消防関係法令(共通) 6問 0問(免除)
消防関係法令(類別) 4問 4問
基礎的知識 5問 5問
構造機能整備 9問 9問
規格(泡消火薬剤) 6問 6問
鑑別(実技) 5問 5問
合計 筆記30問+鑑別5問 筆記24問+鑑別5問

共通科目6問が免除されると、筆記の問題数が30問から24問に減ります。ただし合格に必要な基準は変わりません。筆記全体で60%以上・各科目40%以上・実技60%以上が必要です(消防法施行規則第33条の14)。

免除した場合の注意点

科目免除には注意すべき点があります。

免除した科目は得点ゼロとして扱われるのではなく、単純に問題数から除外されます。しかし、問題数が減ることで残った科目の1問あたりの重みが増します。特に基礎的知識(5問)は元から問題数が少なく、2問以上失点すると科目足切り(40%以上が必要)に引っかかります。免除なしの場合は基礎的知識5問中2問以上正解で足切りをクリアできますが、基礎的知識の問題数自体は変わらないため、この難しさは免除の有無にかかわらず同じです。

科目免除を使うと筆記の問題数が4問減りますが、試験時間(1時間45分)は変わりません。勉強する範囲が狭くなる分、他の科目に集中できます。多くの場合は免除を使うほうが有利です。

電気工事士が乙2で使えない理由

電気工事士(第1種・第2種)は乙4(自動火災報知設備)と乙7(漏電火災警報器)では電気系科目の免除が認められています。これは乙4・乙7の設備が電気設備であり、電気工事士の知識と重なる部分があるためです。

乙2の対象である泡消火設備は電気設備ではなく機械設備です。配管・バルブ・泡消火薬剤・泡ヘッドなどの機械的な要素が中心であり、電気工事士の資格が持つ電気分野の知識と重なりません。このため、乙2では電気工事士による科目免除は適用されません。

免除の申請方法

科目免除を使う場合は、受験申込み時に申請します。免除申請には保有資格の証明書類(消防設備士免状のコピーなど)が必要です。電子申請の場合は画像データをアップロードします。書面申請の場合は郵送する書類に添付します。

申込み後に免除を追加したり取り消したりすることはできません。申込み前に確認しておきましょう。

まとめ

乙2の科目免除が使えるのは、他の消防設備士(乙種または甲種)を保有している場合で、消防関係法令の共通科目4問が免除されます。電気工事士は乙2では使えません。科目免除を使う場合は受験申込みと同時に申請し、免状のコピーを添付します。試験の内容や合格基準の詳細は、乙2の試験ガイドにまとめています。

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この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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