屋内消火栓の操作手順は第1類の鑑別試験でよく出題されます。1号消火栓は2人操作が前提(ホース延長係と放水係)で、2号消火栓・広範囲型1号は1人でも操作できます。バルブを開く前にホースを全部延ばすことが重要で、ホースが折れた状態でバルブを開くと水圧で破損する危険があります。
作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月28日/操作手順は設備の種類・設置形態によって異なる場合があります。
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1号消火栓の操作手順(2人操作)
- 消火栓箱の扉を開け、消防機関へ通報する(ボタン押下または電話)
- ホースを取り出し、火元まで引き延ばす(ホースを全部延ばしてから次の操作に移る)
- ノズルを持つ係(放水係)が火元に向かって放水の準備をする
- ホース延長係が消火栓箱に戻り、開閉弁(バルブ)を開く
- 放水係がノズルを開いて放水する
- 消火後は放水係の合図でバルブを閉め、ノズルも閉じる
手順で最も重要なのは「ホースを全部延ばしてからバルブを開く」という順序です。ホースが折れた・巻かれた状態でバルブを開くと、突然の水圧でノズルが暴れて危険です。
2号消火栓の操作手順(1人操作可)
- 消火栓箱の扉を開け、消防機関へ通報する
- ホースリール(巻いてある状態)をそのまま持って火元へ向かう
- 開閉弁(バルブ)を開くか、内蔵された自動弁が働いて水が出る状態にする
- ノズルを火元に向けて放水する
2号消火栓はホースがリール状に巻かれているため、ホースを引き出しながら火元まで移動できます。1人でも操作できるよう設計されています。
1号・2号・広範囲型1号の操作比較
| 種類 | 操作人数 | ホースの形態 | 放水量 | 放水圧力 |
|---|---|---|---|---|
| 1号消火栓 | 2人以上 | 折り畳みホース(40mm) | 130L/min以上 | 0.17MPa以上 |
| 2号消火栓 | 1人 | リール式ホース(25mm) | 60L/min以上 | 0.25MPa以上 |
| 広範囲型1号消火栓 | 1人 | 折り畳みホース(40mm) | 130L/min以上 | 0.17MPa以上 |
出典:消防法施行規則第12条第1項(2026年10月28日に確認)
操作上の注意点
| 注意点 | 理由 |
|---|---|
| ホースを全部延ばしてからバルブを開く | ホースが折れた状態でバルブを開くと水圧でホースが暴れて危険 |
| ノズルは火元に向けてから開く | ノズルを先に開いたまま移動すると放水で足元が危険になる |
| 消火後はバルブを閉めてからノズルを閉じる | ノズルを先に閉じると配管内の残圧が抜けない |
| 使用後は必ず点検・補充を依頼する | 使用済みホース・ノズルは点検事業者が確認してから元に戻す |
消火栓箱の中に入っているもの
| 部品 | 役割 |
|---|---|
| ホース | 水を火元まで届ける。1号は40mm・2号は25mm径 |
| ノズル(管そう) | 放水を絞って勢いよく水を出す。先端を開閉して放水量を調整 |
| 開閉弁(バルブ) | 配管からの水の流れをオン・オフする。手動レバー式またはハンドル式 |
| ホースノズルのプロテクター(保護カバー) | ノズル先端の保護。取り外して使用する |
試験に出るポイント
| 問われる内容 | 答え |
|---|---|
| 1号消火栓の操作に必要な人数 | 2人以上(1人では操作できない) |
| バルブを開く前にやること | ホースを全部延ばして火元まで引く |
| 2号消火栓のホースの形態 | リール式(巻いた状態で移動できる) |
| 1号と広範囲型1号の違い | 広範囲型1号は1人で操作できる・同じ放水量(130L/min以上) |
まとめ
屋内消火栓の操作は「ホースを全部延ばしてからバルブを開く」が最重要の手順です。1号消火栓は2人操作、2号・広範囲型1号は1人で操作できます。鑑別問題では操作手順の順序と各部品の名前・役割が問われます。消火栓の種類と設置基準は屋内消火栓の種類と設置基準にまとめています。
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