公表問題2回分80問が無料。AI生成問題(¥980・買い切り)で初見問題に慣れておくと安心です。
→ 移動式クレーン運転士 過去問・AI問題演習を使う
移動式クレーンの走行装置は、クレーン本体を移動させる機構です。ラフテレーンクレーンやトラッククレーンなどタイヤ走行式と、クローラクレーンのクローラ(無限軌道)走行式とでは、地盤への適合性や移動速度が大きく異なります。学科試験では走行装置の種類と特徴が問われます。
走行装置の種類
| 走行方式 | 採用機種 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| タイヤ走行(ゴムタイヤ式) | ラフテレーン・トラック・オールテレーンクレーン | 公道走行が可能。移動速度が速い。舗装路・整地が必要 |
| クローラ走行(無限軌道式) | クローラクレーン | 軟弱地盤・不整地での作業が可能。接地圧が低い。公道走行不可(トレーラで搬送) |
タイヤ走行式の特徴
ラフテレーンクレーンやトラッククレーンはゴムタイヤで走行します。公道を自走できるため、遠方の現場への移動が迅速で、現場間の移動コストが低い点が強みです。ただし軟弱地盤や砂利面では接地圧が高くなるため、アウトリガーによる荷重分散が必要になります。
タイヤの空気圧管理も作業前点検の対象です。空気圧が適正値から外れると走行安定性・ブレーキ性能に影響します。
クローラ走行式の特徴
クローラクレーンは金属製のトラック(履帯)を使った無限軌道で走行します。接地面積が広いため接地圧が低く、軟弱地盤でも沈みにくい点が強みです。大型機材の基礎工事・橋梁工事など地盤条件が悪い現場での大型吊り上げ作業に適しています。
一方、走行速度が遅く、公道の走行ができないため、現場への搬入はトレーラに積載して行います。
走行時と作業時の状態の違い
移動式クレーンは「走行状態」と「作業状態」で設定が大きく変わります。
- 走行時:アウトリガーを収納(格納)した状態でタイヤで走行。ジブは倒した輸送姿勢にする
- 作業時:アウトリガーを張り出し・設置してジャッキアップする。車体を水平にしてから作業する
走行状態のまま(アウトリガーを格納したまま・水平調整せず)でクレーン作業を行うと転倒の危険があります。作業前の確認手順として必ずアウトリガーの張り出し・水平確認が必要です。
ステアリング(操向)の方式
ラフテレーンクレーン等では、前輪・後輪・四輪操向(4WS)等の多様なステアリング方式が採用されています。4WSは旋回半径を小さくでき、狭い場所での方向転換に有利です。
試験でよく問われるポイントまとめ
- タイヤ走行式:公道自走が可能・移動速度が速い
- クローラ走行式:軟弱地盤に対応・公道走行不可(トレーラ搬送)・接地圧が低い
- 作業前はアウトリガーを張り出し・車体を水平にしてから吊り上げ作業を行う
タイヤ式とクローラー式の旋回・操作の違い
| 比較項目 | タイヤ式(ラフター等) | クローラー式 |
|---|---|---|
| 走行速度 | 時速20〜80km/h(公道走行可) | 低速(時速2〜4km程度)・公道不可 |
| 信地旋回(超信地旋回) | 不可(タイヤが滑る) | 可能(左右クローラーを逆方向に回転) |
| 不整地走行 | 大径タイヤで対応(ラフター) | 非常に得意(接地面積が広い) |
| 路面への負担 | タイヤで分散 | クローラーで分散(面圧が低い) |
クローラーの仕組みと「信地旋回」
クローラー式は左右2本のクローラー(キャタピラー)を独立して制御できます。
- 直進:左右同速・同方向に回転
- 旋回:内側を低速・外側を高速にする
- 信地旋回(その場旋回):内側クローラーを逆転・外側を正転させて、その場で向きを変える
信地旋回は狭い現場での方向転換に有効ですが、路面を痛める可能性があるため、舗装路では避けることが推奨されます。
公表問題2回分80問が無料。AI生成問題(¥980・買い切り)で初見問題に慣れておくと安心です。
→ 移動式クレーン運転士 過去問・AI問題演習を使う

コメント