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SDS(Safety Data Sheet・安全データシート)は、化学物質の危険性・有害性・取り扱い方法を記載した文書です。GHSは化学品の分類・表示に関する国際基準で、日本の安衛法では2016年以降のラベル表示・SDS交付が義務化されています。試験ではSDSの必須記載項目・GHSラベルの絵表示・義務対象物質が出題されます。
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SDSとは何か
SDSは、化学物質や混合物の危険性・有害性に関する情報を提供する文書です。以前はMSDS(Material Safety Data Sheet)とも呼ばれていました。労働安全衛生法第57条の2に基づき、対象となる化学物質を譲渡・提供する際には相手方にSDSを交付しなければなりません。
SDSの記載事項16項目
SDSには国際規格(GHSに対応したJIS Z 7253)に基づく16項目の記載が求められます。
| 番号 | 記載項目 |
|---|---|
| 1 | 化学品および会社情報(物質名・製品名・供給者連絡先) |
| 2 | 危険有害性の要約(GHS分類・絵表示・注意書き) |
| 3 | 組成・成分情報(化学物質名・濃度) |
| 4 | 応急措置 |
| 5 | 火災時の措置 |
| 6 | 漏出時の措置 |
| 7 | 取り扱いおよび保管上の注意 |
| 8 | ばく露防止および保護措置(許容濃度・保護具) |
| 9 | 物理的および化学的性質 |
| 10 | 安定性および反応性 |
| 11 | 有害性情報 |
| 12 | 環境影響情報 |
| 13 | 廃棄上の注意 |
| 14 | 輸送上の注意 |
| 15 | 適用法令 |
| 16 | その他の情報 |
GHSとは何か
GHS(Globally Harmonized System of Classification and Labelling of Chemicals:化学品の分類および表示に関する世界調和システム)は、化学物質の危険有害性を国際的に統一した基準で分類・表示するための国連の勧告です。日本では2006年以降、労働安全衛生法・消防法・化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)等でGHSに基づく表示が義務付けられています。
GHSラベルの必須要素
GHSに基づくラベルには以下の要素が含まれます(安衛法第57条)。
- 名称:化学物質の名称
- 絵表示(ピクトグラム):危険有害性を表す赤枠の菱形マーク(炎・骸骨・感嘆符等)
- 注意喚起語:「危険」または「警告」
- 危険有害性情報:具体的な危険性(例:「飲み込むと有害」)
- 注意書き:取り扱い・保管・廃棄・応急措置に関する指示
- 供給者情報:名称・住所・電話番号
SDSの交付義務対象物質
SDSの交付義務がある化学物質は、安衛法第57条の2で定められた「通知対象物質」です(令和6年4月時点で1,000物質以上)。ラベル表示義務(安衛法第57条)は同一の対象物質(約900物質)です。
ラベル表示・SDS義務の変遷(2023年改正)
2023年の安衛法改正では、化学物質の自律的管理を推進するために以下の変更が行われました。
- SDS等による通知義務の対象物質:約670物質→約1,000物質以上へ拡大
- 容量が小さい容器(5ml・5g以下)でもラベル表示が義務付けられた(簡易表示可)
- リスクアセスメント実施義務の対象物質も同様に拡大
試験での出題ポイント
- SDSの記載項目:16項目が基本(JIS Z 7253準拠)
- GHSラベルの必須要素:絵表示・注意喚起語(「危険」または「警告」)・危険有害性情報
- SDS交付義務は「譲渡・提供する際」→ 受け取った側でも社内でのSDS管理・周知が必要
- ラベル表示は「容器・包装への表示」が義務(相手方への文書交付とは別)
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出典:
・労働安全衛生法 第57条・第57条の2
・JIS Z 7253(GHSに基づく化学品の危険有害性情報の伝達方法)
・厚生労働省「化学物質等の危険有害性等の表示に関する指針」
最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

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