ITパスポートの合格率の推移。令和7年度までのデータと傾向

ITパスポートの合格率の推移|令和3〜8年度データ(IPA統計情報) 資格

ITパスポートの合格率は、令和7年度が48.6%(受験者271,352人・合格者132,012人)、令和8年度4〜8月が49.3%(受験者92,634人・合格者45,700人)です(IPA統計情報・2026年確認)。おおよそ2人に1人が合格する水準で、令和3年度以降も40〜50%台の範囲で安定しています。合格率が大きく下がっている年度はなく、急激に難化した形跡はIPAの統計から読み取れません。

令和7〜8年度の合格率(IPA統計情報で確認済み)

直近2年分の合格率データを以下に示します。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和8年度 4〜8月(途中) 92,634人 45,700人 49.3%
令和7年度(通年) 271,352人 132,012人 48.6%

(出典:IPA統計情報・2026年確認)

令和8年度は4〜8月の途中集計のため通年の数字とは異なりますが、合格率49.3%は令和7年度の48.6%とほぼ同水準です。受験者数は令和7年度(通年)の271,352人から大きく変化していません。

試験の難易度や合格基準の詳細についてはITパスポートの難易度と合格率の詳細で整理しています。

令和6年度以前のデータ

令和6年度以前の年度別合格率は、IPAの公式サイト(www.ipa.go.jp)の「統計情報」ページで公開されています。年度別の受験者数・合格者数・合格率の推移表が掲載されており、令和元年度以降のデータを確認できます。

IPAの統計情報ページで公開されているデータによると、令和3〜6年度の合格率は以下の範囲にあります(最新の確定値は必ずIPA公式サイトで確認してください)。

年度 合格率(目安) 出典
令和6年度 約48〜49%台 IPA統計情報
令和5年度 約47〜48%台 IPA統計情報
令和4年度 約47〜48%台 IPA統計情報
令和3年度 約46〜47%台 IPA統計情報

各年度の正確な受験者数・合格者数・合格率の数値は、IPA公式の統計情報ページで確認してください。上記は概算の範囲です。

推移から読み取れること

令和3〜8年度の合格率の推移を通じて、次の3点が読み取れます。

  • 合格率は40〜50%台で安定している。急激に下がった年度はなく、毎年おおよそ2人に1人が合格する水準が続いています。
  • 受験者数は増加傾向にある。令和3年度と令和7年度を比較すると、年間受験者数は大きく増えています。受験者が増えても合格率が維持されているため、合格者の実数も増加しています。
  • 合格率の変動幅は小さい。年度によって数ポイントの差はありますが、50%を超えた年度も、40%を下回った年度も令和3年度以降はありません(IPA統計情報)。

受験者数が増えているのに合格率が安定している理由

試験はCBT(コンピューター試験)方式で随時実施されており、合格基準は「総合600点以上かつ分野別各300点以上(1,000点満点)」と固定されています(IPA公式)。絶対評価のため、受験者数の増減が合格率に直接影響する仕組みではありません。

受験者の層が広がっても合格率が大きく変わらないのは、試験対策の情報・テキスト・アプリが整備されてきたことと、CBT方式の普及で準備を整えてから受験する環境になっていることが背景にあります。

2027年の新試験への移行に伴う注意点

ITパスポートは2027年度に新試験(出題範囲改訂)へ移行する予定です(IPA公式発表)。現行試験は2026年12月28日以降に一時休止し、2027年1月以降に再開する予定です。新試験に移行後は合格率のベースが変わる可能性があるため、2027年度以降の推移は別途確認が必要です。

年内の受験を検討する場合の手順はITパスポート試験の全体ガイドでまとめています。

よくある質問

合格率は年々上がっているか。

令和3〜8年度の範囲では、大幅な上昇・下降はなく横ばい傾向です。試験の難易度・合格基準が変わっていないため、合格率も安定しています。

合格率は地域・年齢によって違うか。

IPAが公開している統計情報には年齢別・地域別の合格率の内訳は掲載されていません(2026年確認)。全体の合格率のみが公表されています。

合格率が高いのに落ちたのはなぜか。

合格基準は「総合600点以上かつ分野別各300点以上」という2つの条件を同時に満たす必要があります。1つの分野の点数が足りないと、総合点が高くても不合格になります。詳しくは勉強時間と分野別の対策方法を参考にしてください。

令和7年度の公開問題(IPA公式)から確認できるテクノロジ系・ストラテジ系・マネジメント系の出題傾向は令和7年度の傾向分析でまとめています。

IRT方式が合格率を安定させるしくみ

ITパスポートはIRT(項目応答理論)で採点されています。IRTでは問題ごとの難易度があらかじめ設定されており、問題の難易度に応じてスコアが調整されます。これにより、難しい回の試験でも簡単な回の試験でも、同じ能力であれば同じスコアが得られるよう設計されています。

この方式があるため、受験者数が増えても「回の難易度による合格率の乱れ」が起きにくくなっています。令和3〜8年度にわたって合格率が40〜50%台で安定しているのは、試験設計の仕組みによるところが大きいといえます。

合格率の数字を試験準備にどう使うか

「2人に1人が合格する」という合格率は、「準備しなくても半分は受かる」という意味ではありません。合格者の多くは事前に参考書・過去問・問題集などで準備を整えたうえで受験しています。

合格率のデータは、「適切な準備をすれば合格できる現実的な試験である」という判断材料として使うのが適切です。準備期間・勉強時間の目安についてはITパスポートの勉強時間で整理しています。

まとめ

ITパスポートの合格率は令和7年度48.6%、令和8年度4〜8月49.3%で、直近はおよそ2人に1人が合格する水準です。令和3年度以降の推移を通じて、合格率は40〜50%台の範囲で安定しており、急激な難化の形跡はありません。

  • 確認済みの最新合格率:令和7年度48.6%・令和8年度4〜8月49.3%(IPA統計情報)
  • 令和6年度以前の詳細データ:IPA公式の統計情報ページで確認できます
  • 2027年の新試験移行後は推移が変わる可能性があります

合格率や難易度の詳細分析はITパスポートは難しいか。合格率と他の試験との比較でまとめています。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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