共同住宅用スプリンクラー設備の設置基準。住戸用ヘッドと令第32条の特例

共同住宅用スプリンクラー設備の設置基準。住戸用ヘッドと令第32条の特例 資格

マンション等の共同住宅には共同住宅用スプリンクラー設備(総務省令第40号の規定に基づく設備)が認められています。通常のスプリンクラー設備と比べて住戸ごとに完結する小規模な設備構成が特徴です(消防法施行令第32条・総務省令第40号)。試験では通常のSPとの違い・住戸用ヘッドの特徴・設置できる建物の条件が問われます。

作成:fufumumu_design(ふふ)/作成日:2026年10月28日/数字の出典は各表の下に記載しています。

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共同住宅用スプリンクラーが認められる建物の条件

条件 内容
用途 共同住宅(防火対象物の用途が令別表第1(5)項ロ)に限る
構造 各住戸が耐火構造で独立した防火区画を形成していること
規模 総務省令第40号の要件(住戸の床面積・構造等)を満たす共同住宅。高層部分には通常のSPが別途必要になる場合がある
根拠 消防法施行令第32条(特例・緩和適用)+総務省令第40号

出典:消防法施行令第32条・共同住宅用スプリンクラー設備の設置及び維持に関する技術上の基準(総務省令第40号)(2026年10月28日に確認)

通常のスプリンクラーとの違い

項目 通常のスプリンクラー設備 共同住宅用スプリンクラー設備
ヘッドの種類 閉鎖型(標準型・小区画型等) 住戸用スプリンクラーヘッド(感度種別:特種)
水源・ポンプ 建物全体の共用設備として設置 住戸ごとに完結した構成が可能(共用設備不要の場合あり)
流水検知装置 アラーム弁を設置 流水検知装置を各住戸または各系統に設置
放水量 標準型:80L/min以上 住戸用ヘッド:50L/min以上(少量で住戸内を防護できる設計)

出典:消防法施行規則第14条(標準型80L/min以上)・共同住宅用スプリンクラー設備の設置及び維持に関する技術上の基準(住戸用50L/min以上)(2026年10月28日に確認)

住戸用スプリンクラーヘッドの特徴

項目 内容
感度種別 特種(RTI値が小さく、初期火災に素早く反応する)
放水パターン 下向きに広範囲に放水(居室の火災を効率的に制御)
設置高さ 床面から天井面までの高さに応じて設置方法が規定されている

試験に出るポイント

問われる内容 答え
共同住宅用SPの根拠法令 消防法施行令第32条+総務省令第40号
住戸用ヘッドの放水量 50L/min以上
住戸用ヘッドの感度種別 特種
通常のSPと最も異なる点 住戸用ヘッド(特種・小放水量)で住戸ごとに防護できる点

まとめ

共同住宅用スプリンクラー設備は、消防法施行令第32条の特例と総務省令第40号に基づいて認められた設備です。住戸用スプリンクラーヘッド(感度種別:特種・放水量50L/min以上)を使い、住戸ごとに完結した構成で通常のSP設備より小規模に設置できます。設置免除・特例の詳細はスプリンクラー設置の免除と緩和(令第32条の特例申請)にまとめています。

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この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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