訪問介護の移乗・移動介助研修、ベッドから車椅子への安全な移し方。

介護

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▶ 訪問介護の法定研修キット(移乗・移動介助テーマ収録)

移乗・移動介助は、介護事故の中でも転倒・転落・骨折が起きやすい場面です。「いつもと同じようにやった」「利用者が急に体を傾けた」という事故は、正しい手順と環境の確認で多くを防ぐことができます。研修では身体の仕組みを理解した上で、利用者にも介護職員にも負担が少ない介助技術を学びます。

移乗前の確認事項

確認項目 内容
利用者の体調 めまい・ふらつき・疼痛の有無を確認する。血圧が低い場合や起立性低血圧がある場合は特に注意
車椅子の準備 ブレーキがかかっているか・フットレストが外れているか(または上がっているか)を確認する
ベッドの高さ 利用者が足底を床につけて座れる高さに調整する
滑り止め・床の状態 床が濡れていないか・スリッパが適切か・移動ルートに障害物がないかを確認する

ベッドから車椅子への移乗手順(一部介助が必要な場合)

手順 ポイント
1. 端座位(ベッドの端に座る) 上半身を起こし、足をベッドの縁に垂らす。めまいがないか確認してから次へ進む
2. 立ち上がり 前傾姿勢(前かがみ)にして重心を前に移すと立ち上がりやすい。職員は腰を落として腰や骨盤付近を支える。腕を引っ張らない
3. 方向転換 小刻みに足を動かして方向を変える。急に体を回転させると転倒リスクがある
4. 着座 車椅子のシートに深く座れているか確認する。座り方が浅いとずり落ちの原因になる

腰痛を予防する介助の原則

訪問介護員の腰痛は職業病として多く見られます。次の原則を研修で習慣化することが重要です。

  • 利用者に近づいて介助する(腕を伸ばしたまま支えない)
  • 膝を曲げて腰を落とし、腰だけで持ち上げない
  • ボディメカニクス(重心・支持基底面・てこの原理)を活用する
  • 全介助が必要な場合は福祉用具(スライディングシート・リフト等)の活用をケアマネに相談する〔⚠️福祉用具の選定は専門職が行います〕

研修全体の体系については「訪問介護の法定研修、何を何回やればいいか。」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問介護の法定研修キットからどうぞ。

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出典:「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)。詳細は必ず原文および都道府県の担当窓口でご確認ください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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