消防設備士乙6の業務(消火器の整備・点検)を行った場合は、消防法に基づく整備記録の作成と点検票への記載が義務です。業務実績として点検票・整備記録を適切に作成・保管することは、有資格者としての責任であり、将来の転職・実績証明にも役立ちます。
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▶ 消防設備士 乙種第6類 問題集
消防設備士が整備・点検後に作成する書類
消防設備士が消火器の整備・点検を行った場合に作成が必要な書類は次のとおりです。
| 書類名 | 根拠 | 保管義務 |
|---|---|---|
| 消防設備等点検票(点検結果) | 消防法施行規則第31条の6 | 建物関係者が3年間保存 |
| 整備記録(作業記録) | 消防法第17条の3の2 | 点検実施者が保管 |
| 消防設備等点検結果報告書 | 消防法第17条の3の3 | 消防署への提出後3年間 |
点検票の記載方法と必須項目
消防設備等点検票には、消防庁が定める様式に従って記載します。乙6が担当する消火器具の点検票に必要な主な記載事項は次のとおりです。
- 点検実施日・実施者の氏名・資格の種別(乙6)・免状番号
- 建物名・所在地・用途・延べ面積
- 消火器の設置番号・種類(ABC粉末・強化液・泡等)・製造年月日
- 設置場所(1階〇番・地下〇番等)
- 点検の種類(外観・機能・総合)と実施状況
- 圧力計の指示値(蓄圧式)または充填量(加圧式)
- 変形・腐食・損傷の有無
- 判定区分:良・不良・交換要
記載は消えないインク(ボールペン等)で行い、訂正は二重線+訂正印が基本です。
整備記録の記載内容と重要性
消防設備士が消火器の充填・分解整備を行った場合は、整備記録を別途作成します。点検票とは別に「整備作業の詳細」を記録するものです。
整備記録に記載する主な内容:
- 整備実施日・場所・担当者(消防設備士氏名と免状番号)
- 整備した消火器の特定情報(種類・製造番号・設置番号)
- 整備の内容(薬剤充填・圧力充填・部品交換・廃棄等)
- 使用した薬剤の種別と充填量
- 整備後の点検結果(圧力値・外観状態)
整備記録は業務委託契約書と合わせて保管し、建物関係者への報告書類として提出することもあります。
業務実績を転職・求人で活かす方法
乙6の業務実績は転職時の「経験欄」に記載できます。具体的に書ける内容として次のものが評価されます。
- 年間点検件数(○棟・○本の消火器を点検)
- 担当建物の種類(病院・学校・マンション・商業施設等)
- 点検票の作成・消防署への報告書の取りまとめ経験
- 充填・廃棄の処理件数
消防設備会社の採用では「有資格者として即日現場に入れるか」を重視します。免状番号と実績の記録が採用の判断材料になります。
まとめ
消防設備士乙6の業務を行った場合は、点検票(消防法施行規則第31条の6)と整備記録(消防法第17条の3の2)の作成が義務です。点検票は建物関係者が3年間保存し、特定防火対象物は年1回・非特定は3年に1回消防署へ報告します。業務実績は担当件数・建物種別・担当内容を具体的に記録しておくことで、転職活動や業務委託の交渉でも評価材料として使えます。
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