消防設備士 乙6 テキストの選び方。独学で使う1冊の決め方。

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消防設備士 乙6 テキストの選び方。独学で使う1冊の決め方。

消防設備士 乙6 の勉強を始めようとしたとき、まず迷うのがテキストの選択です。書店やネットで調べると複数の参考書がヒットし、どれを選べばよいか判断しにくい状態になります。

結論から言うと、テキストはどれを選んでも大きな差はありません。重要なのは「1冊をやりきる」ことで、何冊も買って中途半端に読むより、1冊を繰り返した方が合格に近づきます。この記事では、テキストを選ぶときの基準と、選んだ後の使い方を整理します。

テキストと問題集は「1冊ずつ」が基本。

消防設備士 乙6 の勉強には、「テキスト(参考書)」と「問題集」の2種類が必要です。この2冊を1冊ずつ用意して、それをやりきることが合格への基本的な道です。

多くの受験者が「テキストを読んだだけで問題が解けない」という体験をします。これはテキストを読むこと自体は知識のインプットにすぎないからです。試験で問われるのは「問題形式で知識を引き出す」力で、それは問題を解くことでしか身につきません。

したがって「テキストを3冊読んだが問題集はやらなかった」より、「テキスト1冊+問題集1冊を繰り返した」方が合格確率は高いです。テキストは1冊に絞り、問題演習に時間を充てる配分が正解です。

テキストに求める3つの条件。

テキストを選ぶときに確認したい条件は次の3つです。

  1. 写真・図が豊富に載っている:消防設備士 乙6 は実技(鑑別等)があります。消火器の各部品・標識・点検器具などを写真で見ておくことが実技対策になります。図や写真のないテキストは実技対策が不十分になります
  2. 試験科目の全範囲が網羅されている:法令・基礎的知識・構造機能の3科目と実技の内容がすべて載っているテキストを選びます。科目ごとに本を揃えると管理が煩雑になります
  3. 過去問や例題が含まれている:テキストに例題や章末問題が含まれていると、読みながら確認できます。問題集と一体型のテキストもあり、これ1冊で完結させることもできます

価格や出版社のブランドよりも、この3条件を満たしているかを確認してから購入することを勧めます。

よく使われるテキストの特徴。

消防設備士 乙6 のテキストとして多くの受験者が使っているのは、弘文社の工藤政孝シリーズです。「本試験によく出る!第6類消防設備士問題集」や「わかりやすい!第6類消防設備士試験」は、長年にわたって受験者に使われてきた定番です。

これらのテキストの特徴は次のとおりです。

  • 写真・図が多く実技対策に使いやすい
  • 法令・基礎・構造機能・実技がすべて1冊に収まっている
  • 改訂版が継続的に出ており、試験の傾向変化に対応している
  • 解説が丁寧で独学に向いている

他社からもナツメ社・TAC出版・オーム社などがテキストを出しています。書店で手に取り、「写真が多いか」「自分が読みやすいか」を確認してから選ぶのが確実です。

なお、改訂の頻度が高いシリーズは最新版を選ぶことが必要です。法令は改正されることがあるため、古い版を中古で安く買うと情報が古い場合があります。

問題集に求めること。

テキストとは別に問題集を用意する場合、選ぶポイントは次のとおりです。

  • 解説が詳しい:正解・不正解の理由が書いてある問題集が学習効率を高めます。答えだけ載っている問題集では、なぜ間違えたかが分からない
  • 実技問題が含まれている:写真付きの実技問題が収録されている問題集を選びます
  • 科目別に整理されている:苦手科目を集中的に練習できる構成になっているものが使いやすい

テキスト一体型の問題集(テキストの後に問題が続く構成)を使う場合は、問題集を別途買わなくてもよい場合があります。ただし問題数が少ない場合は、追加で問題集を用意する方が安心です。

テキストを選んだ後にやること。

テキストを購入したら、最初にすることは「読む」ではなく「全体を眺める」です。ページ数・章構成・写真の量を確認して、どんな内容があるかを大まかに把握します。これをしておくと、読み始めたときに迷子になりにくくなります。

その後の進め方は次のとおりです。

  1. 1周目:全体を流し読みする。細かい数字を覚えようとせず、「どんな種類の問題があるか」「どんな用語が出るか」を確認する目的で読む
  2. 2周目:問題を解きながら読む。章末問題や例題を解きながら読む。間違えた問題にはチェックをつけておく
  3. 3周目以降:チェックをつけた箇所を中心に反復する。2周目でチェックをつけた問題・ページを繰り返す。何度も間違える箇所が本当の弱点なので、そこに集中する

「1周目に全部覚えようとして挫折する」パターンが最も多い失敗例です。1周目は「知らない言葉がたくさん出てきて当然」という気持ちで読むと、挫折しにくくなります。

テキストだけでは補えない部分がある。

紙のテキストの弱点は「問題のバリエーションが限られる」ことです。テキストの例題や問題集の問題を全部解き終わったとき、「もっと問題を解きたい」と感じる受験者は多いです。

また、実技(鑑別等)は「写真を見て答える」練習が必要ですが、紙の問題集は問題数が限られています。

こうした「もっと問題を解きたい」「苦手分野を集中的に練習したい」ニーズに応えるのがAI問題集です。出題のたびに違う問題が生成されるため、同じテキストを繰り返し読むより多くの形式の問題に触れられます。

「消防設備士 乙6 問題集」では、法令・基礎的知識・構造機能・鑑別のすべての分野を練習できます。テキストで一通り学んだ後の問題演習として使うと効果的です。1日3問まで無料で使えます。

▶ 消防設備士 乙6 問題集を使ってみる

まとめ

  • テキストはどれを選んでも大きな差はない。1冊をやりきることが重要
  • テキストを選ぶ基準は、写真・図が豊富・全科目網羅・例題が含まれていること
  • 弘文社の工藤政孝シリーズは長年の定番。書店で実際に見て選ぶとよい
  • テキストは1周目に全部覚えようとしない。流し読み→問題演習→弱点集中の流れで進める
  • 問題演習の量が不足すると感じたら、AI問題集を組み合わせる

消防設備士 乙6 の試験全体については、消防設備士 乙6 試験の全体ガイドにまとめています。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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