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深夜業・交代制勤務は、睡眠リズムの乱れを通じて代謝疾患・心疾患・がんリスクの上昇と関連するとされています。衛生管理者は、深夜業従事者に対して特定業務従事者健診(6か月以内に1回)を実施するとともに、睡眠指導を含む健康管理を行う必要があります。試験では「交代制勤務が健康に与える影響」「深夜業と特定業務従事者健診の関係」が出題されます。
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交代制勤務・深夜業が健康に与える影響
人体の体内時計(サーカディアンリズム:約24時間周期)は、睡眠・体温・ホルモン分泌等を調節しています。交代制勤務・深夜業はこのリズムを乱し、慢性的な健康影響を引き起こします。
| 影響のカテゴリ | 主な健康影響 |
|---|---|
| 睡眠障害 | 昼間の不眠・睡眠時間の短縮・睡眠の質の低下(深夜帰宅後の睡眠は浅くなりやすい) |
| 代謝疾患 | 肥満・糖尿病・脂質異常症のリスク上昇(食事タイミングの乱れ・ホルモン分泌異常) |
| 循環器疾患 | 高血圧・虚血性心疾患・脳血管疾患リスクの上昇 |
| がんリスク | 夜間の光曝露がメラトニン分泌を抑制→乳がん等のリスク上昇の可能性(IARCが「おそらく発がん性あり(グループ2A)」に分類) |
| 精神的健康 | うつ症状・不安・集中力低下・作業ミスの増加 |
睡眠の基本(健康的な睡眠のメカニズム)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ノンレム睡眠 | 深い睡眠(ステージ1〜4)。脳と体の回復・成長ホルモン分泌が中心 |
| レム睡眠 | 浅い睡眠・眼球運動あり。夢をみる・記憶の整理・感情の処理 |
| 睡眠サイクル | ノンレム→レムを約90分ごとに繰り返す(一晩に4〜5サイクル) |
| 成人の適正睡眠時間 | 個人差があるが6〜8時間程度(7時間前後が死亡リスク最小とする研究が多い) |
深夜業従事者への健康管理措置
| 措置 | 根拠・内容 |
|---|---|
| 特定業務従事者健康診断 | 安衛則第45条:深夜業を含む業務は6か月以内に1回の健診が必要 |
| 自発的健康診断の結果提出 | 安衛法第66条の2:深夜業従事者は自ら受けた健診結果を事業者に提出できる(提出権)。費用補助は事業者の努力義務(安衛法第69条の健康保持増進措置の一環) |
| 保健指導 | 衛生管理者・産業保健師による睡眠・食事・運動に関する生活習慣指導 |
睡眠衛生指導の内容
衛生管理者が深夜業従事者へ指導する際の基本ポイントは以下のとおりです。
- 就寝・起床時間をできる限り一定に保つ
- 夜勤明けの帰宅時はサングラス等で強い光を避ける(メラトニン分泌を維持)
- カフェインは就寝4〜6時間前以降に摂取しない
- 短時間仮眠(15〜20分程度のナップ)を活用する(長い仮眠は深い睡眠に入り覚醒困難になる)
- 夜勤前後の食事・運動タイミングに注意する
試験での出題ポイント
- 深夜業は「特定業務」→6か月以内に1回の健診が必要(定期健診の年1回より高頻度)
- 交代制勤務の主要リスク:睡眠障害・代謝疾患・循環器疾患
- IARCは「夜間交代勤務がヒトにおいて発がん性がある可能性がある(2A類)」と分類
- 自発的健康診断の費用補助(努力義務):深夜業従事者が自費で受けた分
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出典:
・労働安全衛生規則 第45条(特定業務従事者の健康診断)・安衛法第66条の2
・IARC Monographs Volume 124(夜間交代勤務)・厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」
最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

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