安全衛生教育の種類|雇入れ時・作業変更時・特別教育・職長教育の対象と実施時期

第一種衛生管理者の試験全体については、こちらの記事もご参照ください。
▶ 第一種衛生管理者 試験ガイド(概要・合格率・勉強法)

労働衛生教育は、労働者が有害業務の危険性・保護具の使い方・健康管理の重要性を理解するための教育です。安衛法では雇入れ時教育・有害業務従事者への特別教育・職長教育等が義務付けられています。試験では各教育の対象・内容・実施時期が出題されます。

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安全衛生教育の種類(安衛法第59条・第60条)

種類 根拠 実施時期・対象
雇入れ時の安全衛生教育 安衛法第59条第1項 労働者を雇い入れたとき(全業種・全労働者対象)
作業変更時の安全衛生教育 安衛法第59条第2項 作業内容を変更したとき(変更後の作業に関する教育)
特別教育 安衛法第59条第3項 危険・有害業務(高電圧・クレーン・特定化学物質等)に就業させる際
職長教育 安衛法第60条 新たに職長等になった際(製造業・建設業等の一定の業種)

雇入れ時教育の教育事項(安衛則第35条)

雇入れ時教育では、以下の8項目について実施しなければなりません。

  1. 機械等・原材料等の危険性・有害性とこれらの取り扱い方法
  2. 安全装置・有害物抑制装置・保護具の性能とこれらの取り扱い方法
  3. 作業手順
  4. 作業開始時の点検
  5. 当該業務に関して発生するおそれのある疾病の原因・予防
  6. 整理・整頓・清潔の保持
  7. 事故時等における応急措置・退避
  8. その他当該業務に関する安全・衛生のために必要な事項

特別教育の対象業務(代表例)

特別教育の種類 対象作業
特定化学物質等特別教育 特定化学物質の製造・取り扱い業務
石綿等特別教育 石綿含有建材の解体・改修業務
酸素欠乏危険作業特別教育 酸素欠乏危険場所における作業
有機溶剤特別教育 有機溶剤を使用する作業(タンク内等)
ガス溶接技能講習 アセチレン等を使用するガス溶接・溶断作業

教育の記録保存

特別教育の実施については記録を作成し、3年間保存しなければなりません(安衛則第38条)。

試験での出題ポイント

  • 雇入れ時教育の8項目(「安全装置・保護具の性能と取り扱い」「疾病の原因・予防」が衛生に関連)
  • 特別教育:危険・有害業務に就業させる前に実施→記録は3年間保存
  • 職長教育:「新たに職長等になった際」(製造業・建設業等の業種限定)

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出典:
・労働安全衛生法 第59条・第60条(安全衛生教育)
・労働安全衛生規則 第35条(雇入れ時等の教育)・第38条(記録)

最新の試験日程・受験申請・公表試験問題は、公益財団法人 安全衛生技術試験協会(www.exam.or.jp)の公式サイトでご確認ください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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