第二種衛生管理者試験に出る数字は、「50人・1,000人・1年・6か月・5年・80時間・40%・60%」など限られた数値の組み合わせです。各数字が「何に使われるか」を対のセットで覚えると、関係法令・労働衛生・労働生理の3科目すべてで得点に直結します。このページでは試験頻出の数字を科目別にまとめます。
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関係法令(有害業務以外)の頻出数字
関係法令は「何人以上の事業場で何が義務になるか」という事業場規模の数字と、「何年・何か月ごとに実施するか」という頻度の数字が特に頻出です。
| 数字 | 何に関する数字か |
|---|---|
| 50人以上 | 衛生管理者の選任義務・産業医の選任義務・衛生委員会の設置義務・ストレスチェックの実施義務(すべて50人以上) |
| 200人以下:1人、201〜500人:2人 | 衛生管理者の事業場規模別選任人数(50〜200人は1人、201〜500人は2人、以降100人ごとに1人増) |
| 1,000人以上(または有害業務500人以上) | 専属産業医の選任が必要な事業場規模 |
| 1年以内ごと | 定期健康診断の実施頻度(一般健診) |
| 6か月以内ごと | 特定業務従事者(深夜業等)の健康診断の実施頻度 |
| 5年間 | 健康診断結果の記録保存期間(特定業務の電離放射線・石綿は30年) |
| 月80時間超(申し出た者) | 長時間労働者への医師による面接指導の対象 |
| 毎月1回以上 | 衛生委員会の開催頻度・衛生管理者の職場巡視頻度(少なくとも毎週1回以上) |
| 毎週1回以上 | 衛生管理者の職場巡視頻度(少なくとも毎週1回以上) |
| 年1回以上 | ストレスチェックの実施頻度(50人以上の事業場) |
| 2年間(選任後) | 衛生管理者選任届の提出(選任後遅滞なく。更新は2年ごと) |
特に「50人以上」は、衛生委員会・産業医・衛生管理者・ストレスチェックと複数の義務の閾値として共通しています。「50人で多くのことが義務化される」とセットで覚えることで、関連する規定もまとめて整理できます。
労働衛生(有害業務以外)の頻出数字
労働衛生は「オフィス環境の基準値」と「健康管理の具体的な数字」が頻出です。
| 数字・基準値 | 何に関する数字か |
|---|---|
| 300ルクス以上 | 精密な作業・普通の作業の照度基準(事務所衛生基準規則:精密作業300ルクス以上、普通作業150ルクス以上) |
| CO2濃度0.1%(1,000ppm)以下 | 室内の二酸化炭素濃度の基準(事務所衛生基準規則) |
| 湿度40〜70% | 事務所の相対湿度の基準 |
| 室温17〜28℃ | 事務所の室温の基準(空調設備のある場合) |
| 40cm以上 | VDT作業のディスプレイと眼の距離の推奨値 |
| 1時間ごとに10〜15分 | VDT作業の連続作業時間の目安(1時間を超えて連続して行わない) |
| 体重の40%以下 | 腰痛予防指針における重量物の男性が取り扱うときの目安 |
| 体重の24%以下 | 腰痛予防指針における重量物の女性が取り扱うときの目安 |
| WBGT33℃以上 | 熱中症のリスクが極めて高い基準(屋外・直射日光あり) |
これらの数字は「何の基準か」と「単位(ルクス・℃・%・cm)」のセットで覚えることが重要です。単に「300」と覚えただけでは、温度なのか照度なのか判断できません。
労働生理の頻出数字
労働生理は人体の仕組みに関する数字が中心です。正確な数値より「順序」や「仕組みの流れ」を理解することが優先ですが、一部の数字は正確に覚える必要があります。
| 数字・用語 | 何に関する数字か |
|---|---|
| 赤血球:約45%(ヘマトクリット値) | 血液に占める赤血球の容積比率の目安(男性で約45%) |
| 血液pH:7.4前後 | 血液の正常なpH(弱アルカリ性)。大きく外れると生命に危険 |
| 心拍数:安静時60〜100回/分 | 成人の安静時の正常な心拍数の範囲 |
| 37℃前後 | 正常な体温(腋下温) |
| 基礎代謝量:男性1,500kcal/日前後 | 安静時に必要なエネルギー量(体格・年齢で変わる) |
| グルコース(ブドウ糖) | 脳のエネルギー源(脂肪はほとんど利用できない) |
労働生理の数字は正確な暗記より「なぜその値なのか」の理解を優先させましょう。例えば血液のpHが7.4前後(弱アルカリ性)である理由、体温調節が視床下部で制御される理由などを理解することで、問われ方が変わっても対応できます。
数字の覚え方:対比・グループ・エピソード記憶
多くの数字を効率よく覚えるためのアプローチを整理します。
対比で覚える(例):
- 定期健康診断:1年以内ごと ↔ 特定業務従事者の健康診断:6か月以内ごと
- 精密作業の照度:300ルクス以上 ↔ 普通作業:150ルクス以上
- 重量物の上限:男性は体重の40% ↔ 女性は体重の24%
グループでまとめる:
「50人以上で発生する義務」を一括りにすることで、「50人以上の事業場でやること」として4つの義務(衛生管理者選任・産業医選任・衛生委員会・ストレスチェック)をまとめて整理できます。
エピソード記憶を使う:
「VDTは1時間ごとに休憩(10〜15分)」→「1時間仕事したら10分休む、これが理想の働き方」のように、自分の職場のルールと紐づけると記憶に残りやすくなります。
数字の暗記で陥りやすいミス
試験でよく見られる「数字の混同ミス」のパターンを紹介します。
| よくある混同 | 正しい使い分け |
|---|---|
| 定期健診と特定業務健診の頻度を逆に覚える | 定期健診:1年以内ごと / 特定業務:6か月以内ごと |
| 「普通作業150ルクス」と「精密作業300ルクス」を逆に覚える | 精密作業の方が高い照度(300ルクス)が必要 |
| 衛生管理者と産業医の専属義務の規模を混同する | 産業医専属:1,000人以上(または有害業務500人以上)/ 衛生管理者専任:500人超で専任必要の場合あり |
| 「50人以上」の適用範囲を一部と思い込む | 衛生管理者・産業医・衛生委員会・ストレスチェックはすべて50人以上で発生 |
よく出る計算・数値のひっかけパターン
試験の数字問題では「似ているが違う数字」を使ったひっかけが頻繁に出ます。代表的なひっかけパターンを整理します。
| 正しい数字 | よくあるひっかけ(誤り) | テーマ |
|---|---|---|
| 50人以上(選任義務) | 30人以上・100人以上 | 衛生管理者・産業医・衛生委員会 |
| 1,000人以上(専属産業医) | 500人以上・2,000人以上 | 産業医の専属義務 |
| 3年(議事録保存期間) | 5年・1年 | 衛生委員会の記録保存 |
| 5年(健康診断記録保存) | 3年・7年 | 健康診断個人票の保存 |
| 1年以内ごと(定期健康診断) | 2年以内ごと・6か月ごと | 定期健康診断の頻度 |
| 6か月以内ごと(特定業務健診) | 3か月ごと・1年ごと | 特定業務従事者の健康診断 |
| 0.1%以下(事務所CO2基準) | 0.01%以下・1%以下 | 事務所衛生基準規則 |
| 300ルクス以上(精密作業照度) | 500ルクス以上・150ルクス以上 | 照度基準(精密作業) |
これらのひっかけパターンに気づくためには、「正しい数字を先に覚える」ことが大切です。誤りの選択肢に引っかからないよう、正解を確信できるまで繰り返し覚えましょう。
労働衛生(有害業務以外)で出る数字
労働衛生科目でも数字が問われます。
| 数字 | テーマ | 内容 |
|---|---|---|
| 男性体重の40%以下 | 腰痛予防(重量物) | 男性が取り扱う重量物の1回の上限目安 |
| 女性:男性の60%以下 | 腰痛予防(重量物) | 女性は男性が扱う重量の60%が上限目安 |
| 85〜90℃・90秒以上 | ノロウイルス対策 | 二枚貝の加熱条件 |
| WBGT 31℃以上 | 熱中症予防 | 厳重警戒・作業制限の目安 |
試験で出る数字は限られています。関係法令の数字(50人・1,000人・3年・5年・1年・6か月)と労働衛生の数字(照度・温度・湿度・CO2)を確実に暗記することが合格への最短ルートです。過去問で繰り返し出題される数字は「試験に出る数字」として優先的に覚えましょう。
労働生理で出る数字
労働生理科目でも数値が問われます。
| 数字 | テーマ | 内容 |
|---|---|---|
| 1回換気量:約500mL | 肺換気 | 1回の呼吸で出入りする空気の量 |
| 肺活量:約3.5L | 肺容量 | 最大吸息後に最大限吐ける量 |
| フリッカー値:40〜45Hz | 精神疲労の指標 | 疲労すると低下する |
| 正常血圧:収縮期120mmHg未満・拡張期80mmHg未満 | 血圧 | 高血圧の基準と対比 |
試験に出る数字は「正しい数字を正確に覚える」ことが最優先です。ひっかけ選択肢に惑わされないよう、正答を確信できるまで繰り返し覚えましょう。各テーマの数字を一覧表にまとめて、試験直前に確認することを推奨します。
数字の効率的な覚え方
試験の数字を効率的に記憶するための方法を紹介します。
- 語呂合わせ:「衛生管理者は(ご)(五)十人(0)以上で選任(じゃなかった)必要」のように音で覚える
- 対比で覚える:「男性40%・女性24%(男性の60%)」のように関連する数字をセットで覚える
- 表にまとめる:科目別の数字一覧表を自作して試験直前に確認する
- 過去問で確認:同じ数字が問われた過去問に印をつけて、出題頻度が高い数字を優先して覚える
試験直前(試験2〜3日前)は新しい内容を覚えようとせず、これまでに覚えた数字の確認と過去問の復習に集中することを推奨します。
試験に出る数字を全て覚えることは難しいですが、出題頻度が高い数字(50人・1,000人・3年・5年・300ルクス・0.1%・17〜28℃・40〜70%)を優先して覚えることで、試験の大部分の問題に対応できます。ひっかけに注意しながら正確な数字を覚えることが合格への近道です。
試験の頻出数字は過去問で繰り返し問われる定番知識です。正確な数字を確実に覚えることが合格への最短ルートです。直前期に数字一覧を作成して確認しましょう。
受験頑張ってください。
試験に出る数字を正確に覚えることが第二種衛生管理者試験の合格への鍵です。受験頑張ってください。
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▶ 第二種衛生管理者 過去問・AI問題集
出典:公益財団法人安全衛生技術試験協会「衛生管理者免許試験 試験案内」(2026年11月時点)。法令の数字は労働安全衛生法・同施行令・安衛則の条文に基づきます。

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