テルハとホイストの違い|天井クレーンとの構造・走行方向の比較

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テルハとホイストは、どちらもクレーンに関係する「荷物を上下に移動する装置」ですが、定義が異なります。テルハはI形鋼レール上を走行する簡易クレーン、ホイストは巻上機(巻き上げ装置)のことです。試験では定義の違いが問われます。

出典:クレーン構造規格・クレーン等安全規則

テルハとは

テルハは、I形鋼のレールの下フランジ(下の横板)に沿って走行する簡易な搬送装置です。レールはビルの梁や工場の天井に設置されます。

テルハの特徴:

  • I形鋼のレールを走行する(走行レールが建屋の梁を兼ねる場合が多い)
  • 移動はレールに沿った一方向のみ(横行のみ・走行なし)
  • 荷物の上下移動はホイストで行う

ホイストとは

ホイストは、荷物をワイヤロープやチェーンで巻き上げ・巻き下ろしする装置(巻上機)です。電動式(電動ホイスト)と手動式(チェーンブロック等)があります。

ホイストは単体では固定された場所に設置される場合もありますが、天井クレーンのクラブ・テルハに搭載されて移動しながら使われることが多いです。

テルハ・ホイストと天井クレーンの比較

装置 特徴 走行方向 クレーン等安全規則の適用
天井クレーン 走行(前後)+横行(左右)+巻上げ 走行・横行の2方向 つり上げ荷重3t以上は特定機械等
テルハ 横行(I形鋼のレール)+巻上げ 横行のみ(走行なし) つり上げ荷重1t以上はクレーン則対象
ホイスト(単体) 上下移動のみ なし(固定) 巻上機の1種

出典:クレーン等安全規則・クレーン構造規格

試験での出題ポイント

試験では次の内容が問われます。

  • テルハの特徴:I形鋼レールの下フランジを走行する
  • ホイストの定義:荷物を巻き上げる巻上機
  • テルハと天井クレーンの違い:テルハは横行のみ(走行なし)・天井クレーンは走行と横行の2方向

「テルハと天井クレーンの違いは何か」という問いに対しては、テルハは横行のみ(走行なし)・天井クレーンは走行と横行の2方向という点が正解です。

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本記事はクレーン等安全規則(昭和47年労働省令第34号)・クレーン構造規格に基づきます。受験前に安全衛生技術試験協会の公式サイト(https://www.exam.or.jp/)でご確認ください。

この記事を書いた人

業種別のツールを、一人で作っています。開業前の収支シミュレーター、法定研修キット、資格の問題集。どれも、厚生労働省の告示や調査の原文を自分で確かめてから数字を組み込んでいます。使う人が「この数字、合ってるか」と不安になるようなツールは作りたくないので。

上場企業で20年間、営業ひとすじ。電話営業・インサイドセールスから、約70名のチームのマネジメントへ。現場で「根拠のない数字」が判断を狂わせる場面を見続けてきたせいか、ツールを作るときも出典を確かめずにはいられません。

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