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▶ 訪問入浴介護の法定研修キット(事故防止・ヒヤリハットテーマ収録)
ヒヤリハットとは、事故には至らなかったが「ヒヤリとした・ハッとした」出来事のことです。訪問入浴介護事業所は、ヒヤリハット事例を収集・分析して事故防止のための改善策を講じることが求められています(指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準第39条・事故発生の防止)。1件の重大事故の背後に29件の軽傷事故、300件のヒヤリハットがあるとされる「ハインリッヒの法則」は、ヒヤリハット記録の意義を示す根拠として広く知られています。
訪問入浴介護で起きやすいヒヤリハットの例
| 場面 | ヒヤリハットの具体例 |
|---|---|
| 入浴前の準備 | 浴槽の固定が不完全なまま湯を張り始めた。給水ホースの接続が緩く水漏れしそうになった |
| 移乗・移動 | 利用者をストレッチャーから浴槽に移す際にバランスを崩しかけた。廊下の段差でストレッチャーが引っかかった |
| 入浴中 | 利用者が急に立ち上がろうとして転落しそうになった。湯温が高すぎて利用者が嫌がった。意識がぼんやりしているように見えたが入浴を続けてしまった |
| 浴槽の搬出 | 浴槽を搬出する際に玄関の壁に接触しそうになった。排水ホースが完全に排水されておらず室内に水があふれそうになった |
| 消毒・記録 | 消毒記録票の記入を忘れ、消毒したかどうかが不明になった |
ヒヤリハット記録の書き方
| 記載項目 | 具体的な書き方 |
|---|---|
| 発生日時・場所 | 「○月○日○時頃、△△様宅 浴槽への移乗時」のように具体的に |
| 発生の状況 | 「何が起きたか」を事実として書く。「利用者が急に立ち上がろうとしたため」など背景も添える |
| 発見者・対応者 | 誰が気づいて、誰がどう対応したか |
| けがや実害の有無 | 「けがなし」「利用者に確認したが痛みの訴えなし」など |
| なぜ起きたか(要因) | 「担当職員が一時的に目を離した」「浴槽の固定手順を一部省略した」など |
| 再発防止策 | 「移乗時は3名全員で利用者から目を離さないよう再確認する」など具体的に |
ヒヤリハットを事故防止に活かす
ヒヤリハット事例は月1回程度のカンファレンスで3名チーム全員で共有することが重要です。「同じ利用者宅で似たヒヤリハットが繰り返されていないか」「特定の手順で発生が集中していないか」を分析することで、訓練や手順書の見直しにつなげます。収集したヒヤリハット事例は事故・苦情記録と合わせて保管し、運営指導での確認に備えます。
事故が実際に発生した場合の対応手順については「訪問入浴介護の事故・苦情対応」をご覧ください。研修キットのご利用は訪問入浴介護の法定研修キットからどうぞ。
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出典:「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号・第39条)。詳細は必ず最新の通知および都道府県の担当窓口でご確認ください。当サイトは資格者ではなく、内容の正確性を保証しません。
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