感知器の種類は火災の種類(炎・熱・煙)によって選び分けます。木材・紙が燃える表面火災には熱感知器、くすぶり火災には煙感知器、屋外・危険物施設の急速燃焼には炎感知器が適しています。この記事では感知器の選定基準と設置場所の特性を整理します。
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▶ 消防設備士 第4類(甲4・乙4)問題集
火災の3つのタイプ
火災は燃焼の進行パターンによって次のように分類されます。
| 火災のタイプ | 特徴 | 発生しやすい場所 |
|---|---|---|
| 表面火災(炎を上げる火災) | 急激に炎・熱が発生。煙は少ない | ガソリン・油類・プラスチック等 |
| くすぶり火災(無炎燃焼) | 煙が多く出るが炎・熱は少ない | 布団・紙・木材等 |
| 急速表面火災 | 爆発的に広がる急速燃焼 | 危険物施設・屋外大空間 |
感知器の種類と適した火災
| 感知器の種類 | 検知する変化 | 適した火災のタイプ |
|---|---|---|
| 差動式スポット型 | 温度の上昇率 | 急激に温度が上がる表面火災 |
| 定温式スポット型 | 温度が設定値に達したこと | 比較的緩やかな熱の蓄積がある場所 |
| 補償式スポット型 | 温度上昇率+設定温度(どちらか早い方) | 差動式と定温式の両方の特性が必要な場所 |
| 光電式スポット型(煙感知器) | 光の散乱・遮光による煙の検出 | くすぶり火災・早期検知が必要な場所 |
| イオン化式スポット型(煙感知器) | イオン電流の変化による煙の検出 | 小粒子の煙を素早く検知 |
| 炎感知器 | 赤外線・紫外線による炎の検出 | 急速な表面火災・屋外・高天井の大空間 |
設置場所による感知器の選択
厨房・調理室は平常時に熱・蒸気が発生するため、差動式は誤動作のリスクがあります。厨房には定温式スポット型(特種:最高温度が高いもの)を使用します。感知器の設置を省略できる場合もあります(消防法施行規則第23条第4項)。
電気室・変電室は精密機器があり、煙感知器(光電式)が適しています。誤動作防止のため、環境に合った感度の感知器を選択します。
廊下・通路は煙感知器(光電式スポット型)を使用します。廊下は煙が早期に広がるため、煙感知器による早期検知が有効です。
高天井(天井高8m以上)の場所には光電式分離型感知器(受光部・送光部を向かい合わせる方式)や炎感知器が使用されます。スポット型感知器では天井が高すぎて感知が遅れる場合があります。
試験での出題ポイント
試験では「この場所にはどの種類の感知器を設置するか」という選択問題が出ます。重要なのは厨房→定温式・廊下→光電式・高天井→分離型or炎感知器という基本の組み合わせです。
まとめ
感知器は火災のタイプと設置場所の特性に合わせて選びます。差動式は急激な温度上昇に適し、定温式は平常時に熱が発生する場所に適します。光電式煙感知器は廊下・早期検知が必要な場所に、炎感知器は屋外・高天井の大空間に使用します(消防法施行規則第23条)。試験では設置場所と感知器の組み合わせが頻出テーマです。
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