乙2の鑑別試験は5問で、機器の写真・図を見て名称・用途・取り付け方法などを答える形式です。頻出機器は一斉開放弁(デリュージュバルブ)・フォームヘッド(低発泡用・高発泡用)・プロポーショナー(比例混合器)の3つです。正式名称を書く練習が合格のポイントです。
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▶ 消防設備士 乙種第2類 問題集
鑑別試験の出題形式
乙2の実技試験(鑑別)は5問で構成されます。各問は機器の写真または図が提示され、次のような問いに答える形式です。「名称を答えよ」「この機器の用途(役割)を説明せよ」「設置する際の注意点を答えよ」「この機器が作動する条件を答えよ」などが典型的な出題形式です。
鑑別は択一式ではなく記述式(穴埋め・短答)が含まれます。選択肢がないため、正確な名称・用語を覚えていないと答えられません。
一斉開放弁(デリュージュバルブ)の鑑別ポイント
一斉開放弁は泡消火設備の核心部品です。鑑別問題では写真を見て「一斉開放弁」と答えることが求められます。
正式名称:一斉開放弁(「デリュージュバルブ」は英語名で、試験では日本語の「一斉開放弁」が正式)
役割:平常時は閉じており、火災感知器の信号または手動起動操作によって開放し、全ての放出口に一斉に泡水溶液を送る弁です。
一次側と二次側:一次側(入口側)は常時加圧されており、二次側(出口側・フォームヘッド側)は弁が開いたときに加圧されます。
フォームヘッドの鑑別ポイント
フォームヘッドは泡消火設備の放出口です。低発泡用と高発泡用の2種類があります。
低発泡用フォームヘッドは駐車場・修理工場の天井に設置されます。スプリンクラーのヘッドに似た形状ですが、泡消火用ですのでヒートエレメント(熱感知素子)が付いていません(開放型)。写真を見て「これはスプリンクラーヘッドか、フォームヘッドか」を問われることがあります。
高発泡用放出口は格納庫・地下空間に設置します。送風機(ブロワー)と一体になった大型の機器で、空気を大量に取り込んで高倍率の泡を発生させます。
プロポーショナー(比例混合器)の鑑別ポイント
プロポーショナーは水と泡原液を一定比率で混合する装置です。種類によって構造が異なります。
ラインプロポーショナー(管路混合装置)は配管の中に設置し、流量の差圧を利用して原液を吸引する方式です。図では配管中に「くびれ」のある形状で表されることが多いです。
プレッシャープロポーショナーは加圧した原液を送り込む方式です。ポンプ・タンクと組み合わせた複雑な構成の図が出題されます。
感知ヘッド(感熱体・自動ヘッド)の鑑別ポイント
空気圧方式の一斉開放弁では、感熱体(感知ヘッド)の作動によって制御管の空気圧を変化させます。感知ヘッドは火災の熱で溶けたり変形したりすることで空気圧を変化させる小さな部品です。
鑑別では「この部品は何か」と問われることがあります。正式名称は「感知ヘッド」または「自動ヘッド」(電気系の場合は「感知器」との区別も問われることがあります)。
まとめ
乙2の鑑別5問で頻出の機器は一斉開放弁・フォームヘッド(低発泡・高発泡)・プロポーショナー(比例混合器)・感知ヘッドです。各機器の正式名称・役割・作動条件を写真と紐づけて覚えます。記述式問題なので略称ではなく正式名称で答えることが必要です。テキストの写真ページを繰り返し確認し、「この機器は何か」を即答できるレベルまで練習しておきましょう。
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